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安田浩一氏の「ネットと愛国」が売れております。
http://www.amazon.co.jp/dp/4062171120
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ngc2497も購入して読みました。
この本は「ネトウヨ」あるいは「お外に出てきたネトウヨ」に興味がある人は必見です。
皆様も是非読んでみてください。
で…その「ネットと愛国」に関して、こういう書評が産経新聞に載っていました…
以下全文引用です。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120624/bks12062408240007-n1.htm
>『ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて』安田浩一著
>■黙殺された運動の正体
>在特会(ざいとくかい)。在日特権を許さない市民の会の略称。
>名の通り、在日コリアンをはじめとする外国人の不当な特権を主に告発する団体だ。
>
>2007年、インターネット上の人気論客を中心に設立。現在、会員1万人と称する。
>活動の中心はデモ。日の丸を林立させ、標的とする朝鮮学校や在日寄りと彼らがみなす
>企業へ数十人で押しかけ、「ゴキブリ!」「殺す!」など、罵声を浴びせ気勢を上げる。
>京都と徳島では、刑事事件も起こした。
>
>本書はこの在特会へ肉薄するルポ。著者は、創設者桜井誠からデモ参加者、その周辺の
>人々までを丹念に取材、大手メディアが黙殺してきた運動の実態を照らし出す。
>
>在特会の主張は多岐。朝鮮学校無償化反対、原発即時廃止論批判などは、
>本紙読者諸氏にも案外正論だと受け取られよう。
>
>だが、彼らが主に訴える、在日朝鮮・韓国人の永住権、日本名使用など
>「特権」の糾弾はどうか。著者は、これらを「特権」とみるのは無理で、
>生活保護での優遇など事実無根の中傷であると検証する。
>実際、在日が日本の支配者で彼らを排斥すれば諸問題は解決と説く
>陰謀論を全て受けいれる人は少ないだろう。
(スクリーンショット)
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http://sankei.jp.msn.com/life/news/120624/bks12062408240007-n2.htm
>だが、在特会へ集う者たちにとって、それは大した問題ではなさそうだ。
>
>本書で露(あら)わとなる在特会は、ネット上だけ、デモの中だけなら、
>正義を叫び同志から拍手される「なりたい自分」となれた人、普段は、
>人間関係の困難、生きにくさ、認めてもらえぬ鬱屈に沈む地味な人たちの集団なのだ。
>
>本書の圧巻は著者が、在特会のような矯激(きょうげき)な正義を必要とする
>「うまくいかない人たち」に、若き日、新左翼運動に共感し、社会を変えたいと
>マスコミへ身を投じた自分を見てしまうエピローグだ。
>
>世に疑問を抱き、学校やマスコミが流す建前の裏を見抜こうとし、
>タブーを怖(おそ)れずいっぱしの持論も語りたい欲望。ジャーナリストや評論家、
>その「意識の高い」読者の原点。在特会とは実はその戯画ではないのか。
>そんな重い問いがここには潜む。(講談社・1785円)
>
>評・浅羽通明(評論家)
(スクリーンショット)
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ngc2497もこの本は全て読みましたがこの書評は妥当だと思います。
ただこういう書評が産経に載ったという事が非常に興味深いのです。
何故なら産経はこれまでに…
http://blog.goo.ne.jp/ngc2497/e/4a5123b0259d418189066ce3e1e661ee
>2ちゃん攻撃を取り上げる産経
http://blog.goo.ne.jp/ngc2497/e/e17311ed38b7a17d8d8ae9f3c8829286
>「謀略のにおいさえする「2ちゃんねる」攻撃」by産経抄(追記あり)
http://blog.goo.ne.jp/ngc2497/e/67d931387261021d7b36d2db8e676ead
>「主権回復を目指す会」は一般市民団体 by産経
…などと散々これまでに「ネトウヨ」「お外に出てきたネトウヨ」を利用してきた経緯があります。
上に挙げたエントリも少しみただけでして…サーチすれば類似のものが他にも出てくるでしょう…
それが今になってこういう掌返しの書評を載せるというのが興味深いですね…
「利用価値がネトウヨになくなってきたらポイ」 by 産経 という訳ですかね…??
この本の情報からも「(お外に出てきた)ネトウヨ≒ニートetcの底辺」という事が示されています。
つまり「ネトウヨ≒ニートetc」の証左です。
ちなみに上の書評をネタにして嫌儲板でスレ立ちしました。
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1340586964/
>産経「在特会は人間関係の困難、生きにくさ、認めてもらえぬ鬱屈に沈む地味な人たちの集団」
上のスレ↑の抜粋が以下↓です。
http://blog.livedoor.jp/googleyoutube/archives/51764987.html
さて、産経とネトウヨはどこへむかうのでしょうか・・
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