「ν速＋民≒低所得者」の証左

以下に挙げたスレからタイトルの事を示して見ます。

以下の↓ν速＋板のスレ
http://www.heiwaboke.com/2007/06/post_954.html
魚拓：http://megalodon.jp/?url=http://www.heiwaboke.com/2007/06/post_954.html&date=20070611200249
>なぜお金持ちとそうでない人がいるんですか？
を見てると低所得者が多そうな事はわかります。

銭金万能主義がスレ内に跳梁跋扈していて単純に
収入が多い程幸福と考えている事はスレから読み取れます。
(しかしこの格差社会の中では貧困層が拡大しつつあるので
銭金が幸福度に密接に関連する層が拡大しつつあるのも
また事実ではあります。そしてngc2497はホリエモンの
例の言葉「銭で買えないものはない」という言葉を一方的に
否定する気も起きないです。それなりに根拠があると思います)

しかし、、、実際の所得と幸福度の研究だとあまり幸福度と所得との間に
相関は殆どないのがわかっています。それは日本国内でも海外でも
同じ研究結果が出てます。先進国では所得と幸福度に相関が殆どないが
発展途上国だと強い相関があります。
(要はあまりに所得が低いと、幸福度∝所得、になる事が示されています(結構
昔から幸福度に対しての所得には飽和点(←約1～2万ドル/[人・年])がある事は
示されています))


(上に述べた事のソースです)


http://www.esri.go.jp/jp/archive/e_dis/e_dis170/e_dis165.html
>幸福感に影響を与える要因についての研究結果で、主に少子化に関連するものを挙げると、
>(1)個人の幸福度は所得の増加と共に上昇するが、一定以上を超えると飽和点が観察される。
>それは、人々が相対所得を参照しているためである(hedonic tread mill 効果)。
>(2)加齢と共に幸福度はU字状を描く。
>(3)失業は幸福度を低下させる。一方で、仕事のストレスが高いと幸福度は低下する。
>(4)既婚者の幸福度は高いが、近年、未婚者との格差に縮小傾向がみられる。
>(5)子どもの誕生と子育てに伴い特に母親に負担がかかることから、結婚の幸福度は低下する。
>(6)ただし、親は子育てを通じて子どもからpositiveな影響を受け、更に離婚を防止するという効果もある。
>(7)子どもの数が増えるに従い、フルタイムの雇用の場合の結婚の幸福度は低下する、
>といったことである。
(詳細はリンク先のpdfファイルを見てください)

あるいは、政治体制や治安や職種や教育度や失業不安や友人親戚関係etcも
深い相関があるようです。利他的な方が幸福度が高いというのも興味深いですね。
http://w3iser.iser.osaka-u.ac.jp/rcbe/tsutsui.sympo2.pdf
http://www.crs.or.jp/57813.htm
http://www2.e.u-tokyo.ac.jp/~seido/output/Horioka/horioka055.pdf



要は国際的に見て
「平均年収が一人当たり1～2万ドルを越える国は所得と幸福度に相関関係はほぼ無い」
という事はいえそうです。日本なら(私の感覚では)所得が300万円以上ならあまり
それ以上の所得があっても幸福度は上がらなさそうに見えます(つまり所得が450万円の
人に比べて所得が900万円の人は２倍幸福かといえばそうではない)。

で、、そういう事にも頭が回らないこの↓スレ、、、
http://www.heiwaboke.com/2007/06/post_954.html
>なぜお金持ちとそうでない人がいるんですか？
、、、の住人の多くが「幸福度∝所得」と単純に考えている事から
少なくとも低所得らしい、とは言えそうです(そして多くは低知性の可能性が‥)。


という事はまたもや、ν速＋板民≒ニートor不登校orフリータetc、の恵まれない人達、という
仮説を補強する材料が積み上がった訳です。
彼らが不幸度を積み上げる政党(≒自民)に投票しない事を望みます。
(貧困層が「貧困層を生み出す政策を出す自民」を支持するのは不思議ではないとはいえ‥)