金で買えるものと買えないものとネトウヨ

金で買えるものと買えないものについて少し書きます。


「金で買えないものはない」とする人がいます(ホリエモンとか)。
一方で
「金で買えないものが重要」とする人がいます。


私は上記の二つの立場は、どちらも正しいと思うのです。
どっちのインディケータで見ているかという事が
違うだけだと思います。その事について線引きせずに
議論しても無駄なだけです(実際そういう無意味な
議論のループは2chでもずいぶん見ました)。

嫌韓中で靖国マンセーのネトウヨが「金が重要」と強弁して無意味に
議論を費やしているのはずいぶんみました(これも低所得がネトウヨに
多いらしい事を示唆する事ではあります)。


以下それについて少し書いてみます。



金で買えないものをいくつか並べますと‥
・(病弱な人にとっての)丈夫な体
・(殺伐家庭出身の人にとって)温和な家庭
・大切な者(亡くした人(親、恋人、配偶者、子供・ペットの犬etc))
・過ぎ去った青春(過去)
・誇り(個人の誇りだったり、国の誇りだったりしますが‥)
‥という具合になるかと思います(他にもありますがそれほど項目数はありません)。

「金で買えないもの」をカテゴリーAとして、個々の項目をa1,a2,a3,‥と置きます。
そしてそれらに対する重み係数(重要度係数)をα1,α2,α3,‥と置きます。

例えば上記の例で言えば
丈夫な体:a1(重要性α1)
温和な家庭:a2(重要性α2)
大切な人:a3(重要性α3)
過ぎ去った青春:a4(重要性α4)
誇り:a5(重要性α5)
とかと置くならば

カテゴリーAの重要性＝a1×α1+a2×α2+a3×α3+a4×α4+a5×α5

と書けます(カテゴリAの項目数が5つの場合)。
もっともここで重要なのは重み係数αの方なのでこの場合だと

カテゴリーAの重要性＝α1+α2+α3+α4+α5

と書いても良いと思います(a1,a2,a3,a4,a5には「重み」はかかっていないので
全て1と置いても良いだろうという事です)。
つまり

カテゴリーAの重要性＝∑α(m)

と書けます。
(m=1,2,3,‥で∑はsummationを示します)
もちろん上記の様に「金で買えないものは５つしかない」なんて事はないと
思います。しかし金で買えないものの種類はそう多くはなさそうです。


逆に、、、
金で買えるものを並べますと‥
・大きな家
・美味しい食べ物
・豪華な宝石
・豪華な化粧品
・豪華なバッグ
・高級車(フェラーリetc)
・海外旅行
・豪華な設備(←↑これらは要はセレブな生活ですな‥)
・メイドさんを雇う(人をアゴで使う生活)
・欲しかったレアアイテム(カード、フィギュア、ゲームetc)
etcetc‥という具合になるかと思います(というか
金で買えるものの項目は事実上無限(←これが重要)にあります)


「金で買えるもの」をカテゴリーBとして、個々の項目をb1,b2,b3,‥と置きます。
そしてそれらに対する重み係数(重要度係数)をβ1,β2,β3,‥と置きます。
カテゴリAのやり方にならって

カテゴリーBの重要性＝b1×β1+b2×β2+b3×β3+b4×β4+b5×β5‥

と書くことが出来ます。カテゴリAと同じくb1,b2,b3‥の方には
重みはかかっていないので1と置いて、重み係数βだけに注目すると

カテゴリーBの重要性＝β1+β2+β3+β4+β5+β6+β7‥

となります。
つまり

カテゴリーBの重要性＝∑β(n)

と書けます(n=1,2,3,‥で∑はsummationを示します)。
ここで重要なのはnの個数はαのmに比べて、やたらと多い事です。


そろそろ気付いた人もいるかと思いますが、、

全幸福指数(幸福重み係数の和)
＝カテゴリーAの重要性+カテゴリーBの重要性
＝∑α(m)+∑β(n)

、、と書ける事は分かると思います。

そしてここで重要な事が二つあります。
・α(m)の重み係数においては個数mは多くない。β(n)の重み係数においては個数nはmに比較して十分に多い
(つまり、αの種類＜＜βの種類、という事です)。
・α(m)の重み係数においては個々の重み係数αの重み係数は個々のβの重み係数に比べて十分大きい
(「海外旅行」とかに比較して「丈夫な身体を持つこと」の幸福度に対する重みは分かると思います)。
という事です。

つまり、、、個々の要素の重みについては
α(1),α(2),α(3)‥　＞＞　β(1),β(2),β(3),β(4),β(5),β(6),β(7),β(8),β(9),β(10),β(11)‥
となるのに対して、個々の要素数では
αを構成する要素数m　＜＜　βを構成する要素数n
という事です。

察した人も多いかと思いますが‥一応書きますと
恐らくは(以下の記述は各々の人々がどのくらいの重要性を
個々の重み係数α(m),β(n)に代入するかに大きく依存するので
一概には言えません事を書いておきます)、、、

∑α(m)　＞　∑β(n)

、、、となるであろう事に対して、要素数で見ると

αの要素数m　＜＜　βの要素数n

というのはすぐ分かると思います。

つまり私の結論としては
「金で買えるものと買えないものとの間における要素数で比較すると
圧倒的に金で買える要素数の方が多い。そういう意味では
“金で買えないものはない”というのは要素の数という
インディケータで見ると間違っているとは言えない。
しかし個々の要素における
“重要度の重み係数”まで考慮すると全く話は異なる。
何故なら金で買えるものの要素数は種類は多いものの
重み係数の大きさは、金で買えないものの重み係数に比較して
十分小さい為にいくらsummationしようとも収束してしまう。
そのためにβ(n)において、要素数n→∞、としても
いくら種類を並べようとも総計ではαに勝てない。だから
∑α(m)　＞　∑β(n)
と思われる。つまり、重み係数とその総計、というインディケータで
見ると金で買えないものの方が重要という事になる」
という事です。



もっとも‥重み係数のαとβについてはここの要素のα(m),β(n)に
どれくらいの数値を入れるかは個人の考え方と置かれた立場によって
異なるでしょう。

健康そのもので温かい家庭に生まれた人は健康な身体や家庭環境に対して
重み係数を著しく低く置いても不思議ではありません。そういう場合は

∑α(m)　＜　∑β(n)

となってもそれほど不思議ではありません。しかし恐らく一般的には

∑α(m)　＞　∑β(n)

と考えても間違っていないと思われます(そういう意味では金で買えない
ものの方が重要という事になります)。



そういう事についてロジカルに考え、思考結果を記述している
ネトウヨは見たことないのです‥つまりネトウヨは低知性らしい事が
こういう事からも伺えます。
上記の事からもネトウヨ連中が無意味に2chで書き散らしをしていて
「低知性レベルが多い」
「物事を考える人間ではない」
というのは自明です。低所得が多いらしいという事も伺えます。
つまりそれらも
「ネトウヨ≒ニート・フリータ・ひきこもりetcの恵まれない人達」仮説
を補強する事実です。


＜追記 2007.10.29.19時頃＞
東京新聞のコラム筆洗にこの金で買えるものと買えないものに
ついて上手に言い表していた文がありましたので紹介します。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2007102902060127.html
(魚拓)http://s01.megalodon.jp/2007-1029-1926-48/www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2007102902060127.html
>「考えようによっては、幸せの９９％は金で買える。なぜなら
>モノの豊かさを味わうことはできる。でもあと１％の反逆に
>よって、幸せはいつでもひっくり返る」。１％の反逆とは例えば
>病気やリストラ、災害のことで、いつあるか分からない
>▼約八年前、本紙で「心に染みた言葉、指針としている言葉」を
>募集したところ、一番多かった回答が『老子』にある
>「知足（足るを知る）」だった。
(中略)
>▼それでも「求める」のが人間なのだろうが、１％の反逆の
>恐ろしさはもうよく知っておいた方がいいだろう。反逆の
>起きる確率が高い時代に生きている気がしてならない。
そしてこの上記↑のコラムにおいて
・「幸せの９９％のは金で買える」(前述のカテゴリBに該当し項目数は膨大)
・「１％の反逆」(前述のカテゴリAに該当し項目数は少ない)
という事です。

で、、ですね。上記のコラムを元記事としたスレがν速板に立っていたようです。
アルファルファモザイクさんの所から
http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51156741.html
>幸せは金で買えるか
スレをよく見ていただけるとわかると思いますが‥平日朝の９時ぐらい
にスレがたったので真っ当な社会人や学生は排除されている時間帯です。
そして議論が散漫、というかロジカルに考えていない様です。
これも2chのν速板にニートetcが多い証左です。