2ちゃんねるとネット右翼(ネトウヨ)ウォッチング&その分析

「ネット右翼(ネトウヨ)≒ニートやフリータ等の恵まれない人達(底辺層)」説の証左収集&ネトウヨ観察を主目的とするブログ

慰安婦問題とアジア女性基金(デジタル記念館)について(追記あり)

2011-12-15 00:58:06 | 従軍慰安婦




単なるサイト紹介です。
こういうサイトがありまして…
http://www.awf.or.jp/
>デジタル記念館 慰安婦問題とアジア女性基金

日本政府が直々に作成・公開した慰安婦に関する資料や政府声明等のアーカイブです(サイトのURL末尾が*.or.jpなので(とはいえ*.plala.or.jp等の様に歴史的経緯で
企業ドメインでもor.jpを使っているサイトも未だに少数残存していますが…)
どういう責任・権威の下にサイトが存在するか分かりそうなものですが…ウヨニートにはURLの規則が分からないらしいです…)。
ややサイトの構造がわかりにくいので以下のサイトのガイドマップに直にいった方がいいかもしれません。
http://www.awf.or.jp/guidemap.htm

で…例によってネトウヨニート・無職ウヨが


          ┌─┐
          |● l
 /\      ├─┘     /\
< ● \   _|__    / ● >
 \/  \/___ノ(_\;/ \ /     「これはミンスやシャミンが勝手に
      ;/_愛●国_.\;         作ったサイトだから日本国や自民党は無関係」
    ;/ノ(( 。 )三( ゜ )∪\;
   ;.| ⌒  (__人__) ノ(  |.;
   ..;\ u. . |++++|  ⌒ /;
    .;ノ   ⌒⌒    .\;
        ネトウヨ

と言った具合に世迷い言をほざく・喚く・壁を殴るのは目に見えています。


|例えばネトウヨは以下の様に世迷い言をほざきます。


http://eight-americann.seesaa.net/article/188383591.html
>さて、いわゆる「従軍慰安婦」がいつから大きな問題として取り扱われるようになったのか…ですが。
>実は吉田清治という人物が 昭和58年(1983年)に「私の戦争犯罪・朝鮮人連行強制記録」という著書を
>発表したことに始まったことなんですね。
>
>その著書の中で、昭和18年に軍の命令で「挺身隊」として、韓国斉州島で女性を「強制連行」して慰安婦にしたという
>「体験」を発表したのです。
>それを朝日新聞が 平成3年(1991年)から翌年にかけ4回にわたり掲載したことで大きく問題として
>取り上げられるようになったというわけなのです。
http://www010.upp.so-net.ne.jp/japancia/index.htm
>かつて吉田証言という決済州島で1000人の慰安婦が強制連行されたという証言を朝日新聞がさかんに引用したが、
>現地調査により全くのウソである事が判明し、本人もこれを認めている。朝日新聞の朝鮮人が強制連行をでっち上げ、
>ウソの証言を作りさらに韓国側が河野官房長官に河野談話に“強制性”強制を盛り込む様に執拗に要求していた事が判明された。
>全くのデタラメな話である。
http://blog.livedoor.jp/lancer1/archives/12779933.html
>今NHKと朝日新聞の番組政治介入捏造報道問題ですが、本日朝日新聞がNHKを提訴を前提に抗議表明するなど泥沼の有様になってきました。
>今回、これを契機に、元々の従軍慰安婦という存在について考えてみます。
>~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
>慰安婦問題の経緯
>1) 昭和58年、吉田清治が著書「私の戦争犯罪・朝鮮人連行強制記録」の中で、
>昭和18年に軍の命令で「挺身隊」として、韓国斉州島で女性を「強制連行」して慰安婦にしたという
>「体験」を発表。朝日新聞はこれを平成3年から翌年にかけ4回にわたり報道。
>
>2) 同3年8月11日、朝日新聞は「女子挺身隊」の名で戦場に連行され、売春行為を強いられた
>「朝鮮人従軍慰安婦」の一人が名乗り出たと報道。
>
>3) 同4年1月11日、朝日新聞は一面トップで「慰安所、軍関与示す資料」、「部隊に設置指示 募集含め統制・監督」と報道。
>この直後の16日から訪韓した宮沢首相は首脳会談で8回も謝罪を繰り返し、「真相究明」を約束。
>
>4) 同5年8月4日、河野官房長官談話、政府調査の結果、「甘言、弾圧による等、本人たちの意思に反して集められた
>事例が数多くあり、更に、官憲等が直接に荷担したこともあった」と発表。
>この河野談話によって日本政府は慰安婦が軍によって強制徴集されたことを公式に認めてしまったことになる。
>~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
>    
>以上が、「従軍慰安婦」という言葉が作られた経緯です。実際、昭和58年までは「従軍慰安婦」という言葉も存在せず、
>そのような問題も全くありませんでした。今のように「被害者だ」と主張する韓国人も皆無でした



|よくある「吉田が最初に捏造レポートあげて、朝日が煽った」のテンプレを今でもネトウヨは繰り返します。
|しかし実際はこうです。慰安婦問題とアジア女性基金サイトから引用します。


http://www.awf.or.jp/2/survey.html
>慰安婦問題が明らかになるまで
>「慰安婦」の存在は、日本でまったく知られていなかったわけではありません。戦争に行った人はある程度知っていたことです。
>しかし、そのことが社会問題としてとりあげられることはほとんどありませんでした。日本と朝鮮の関係に関心を寄せる人は、
>1965年ぐらいからこのような人々の存在を知っていて、朝鮮植民地支配がもたらしたもっとも残酷な結果がこの人々に
>あらわれていると考えていました。しかし、これらの犠牲者はいわば歴史の上の人たちだと考えられていたのです。
>
>朝鮮では、戦争の末期の1943年に女子勤労挺身隊の募集が始まると、これに応じると「慰安婦」にされるという噂が流れました。
>総督府がそのような噂は故意に流されたもので、事実無根だと否定すると、いっそう人々はそのことを本当だと考えるようになりました。
>
>ですから、「慰安婦」という存在は解放後の韓国でも知られていなかったわけではありません。しかし、これはふれたくない
>問題であったのでしょう。韓国でこの「慰安婦」問題がようやく社会的に取り上げられるようになったのは、
>1987年の民主化のあとでした。尹貞玉(ユン・ジョンオク)氏の取材記がハンギョレ新聞に発表されたのは、90年1月のことです。
>日韓の歴史問題、謝罪問題が注目を集めるようになった中で、この問題が浮上しました。
政府公式調査結果と、ネトウヨの(どこから引用したかよく分からない)資料とでは内容が全く違います。
後は…どちらを信用するかですが…言うまでもない事です。

南方の地獄の様な戦線から生き残った水木しげる氏も慰安婦の事を書いています。
http://d.hatena.ne.jp/dj19/20100820/p1
>水木しげる『姑娘』に描かれた皇軍兵士による強制連行と性暴力
またngc2497自身も水木氏の下記シリーズ全巻読みましたがやはり旧日本軍は野蛮な軍としか思えません(更にコミック中に慰安婦もバッチリ登場します)
http://www.amazon.co.jp/dp/4061858270/
>コミック昭和史
(大体「新兵と畳は叩けば叩くほどよくなる」という気風の軍隊がまともな筈がない)


後、歴代内閣総理大臣も慰安婦の存在を認めて謝罪しています。
幾つか紹介します。
http://www.awf.or.jp/6/statement-12.html
>元慰安婦の方々への内閣総理大臣のおわびの手紙
>
>このたび、政府と国民が協力して進めている「女性のためのアジア平和国民基金」を通じ、
>元従軍慰安婦の方々へのわが国の国民的な償いが行われるに際し、私の気持ちを表明させていただきます。
>いわゆる従軍慰安婦問題は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題でございました。
>私は、日本国の内閣総理大臣として改めて、いわゆる従軍慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり
>癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し、心からおわびと反省の気持ちを申し上げます。
>我々は、過去の重みからも未来への責任からも逃げるわけにはまいりません。わが国としては、道義的な
>責任を痛感しつつ、おわびと反省の気持ちを踏まえ、過去の歴史を直視し、正しくこれを後世に伝えるとともに、
>いわれなき暴力など女性の名誉と尊厳に関わる諸問題にも積極的に取り組んでいかなければならないと考えております。
>末筆ながら、皆様方のこれからの人生が安らかなものとなりますよう、心からお祈りしております。
>
>敬具
>
>1996(平成8)年
>日本国内閣総理大臣 橋本龍太郎
>(歴代署名:小渕恵三、森喜朗、小泉 純一郎)
で…一応附記しますと上↑が嘘でない事は全く同じ文言が
下記外務省サイト↓に小泉首相の名で記されている事からも分かります。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/letter.html

もう一つ紹介します。
http://www.awf.or.jp/6/statement-24.html
>橋本内閣総理大臣がオランダ国コック首相に送った手紙
>1998(平成10)年7月15日
>内閣総理大臣 橋本 龍太郎
>
>我が国政府は、いわゆる従軍慰安婦問題に関して、道義的な責任を痛感しており、国民的な償いの気持ちを表すための
>事業を行っている「女性のためのアジア平和国民基金」と協力しつつ、この問題に対し誠実に対応してきております。
>私は、いわゆる従軍慰安婦問題は、当時の軍の関与の下に多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題と認識しており、
>数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての元慰安婦の方々に対し心からのおわびと反省の
>気持ちを抱いていることを貴首相にお伝えしたいと思います。
>そのような気持ちを具体化するため、貴国の関係者と話し合った結果、貴国においては、貴国に設立された事業実施委員会が、
>いわゆる従軍慰安婦問題に関し、先の大戦において困難を経験された方々に医療・福祉分野の財・サービスを提供する
>事業に対し、「女性のためのアジア平和国民基金」が支援を行っていくこととなりました。
>日本国民の真摯な気持ちの表れである「女性のためのアジア平和国民基金」のこのような事業に対し、貴政府の御理解と
>御協力を頂ければ幸甚です。
>我が国政府は、1995年の内閣総理大臣談話によって、我が国が過去の一時期に、貴国を含む多くの国々の人々に対して
>多大の損害と苦痛を与えたことに対し、あらためて痛切な反省の意を表し、心からお詫びの気持ちを表明いたしました。
>現内閣においてもこの立場に変更はなく、私自身、昨年6月に貴国を訪問した際に、このような気持ちを込めて
>旧蘭領東インド記念碑に献花を行いました。
>そして貴国との相互理解を一層増進することにより、ともに未来に向けた関係を構築していくことを目的とした
>「平和友好交流計画」の下で、歴史研究支援事業と交流事業を二本柱とした取り組みを進めてきております。
>我々は、過去の重みからも未来への責任からも逃げるわけにはまいりません。我が国としては、過去の歴史を直視し、
>正しくこれを後世に伝えながら、2000年には交流400周年を迎える貴国との友好関係を更に増進することに全力を傾けて
>まいりたいと思います。


要は、橋本、小渕、森、小泉の各総理が従軍慰安婦の強制性と軍の関与を認めているという事です。
そしてそれらは以降の安倍、福田、麻生、鳩山、菅、野田政権にも継承されています。


で…(本来は重要な)河野談話、村山談話の紹介は省きます。
(URLはここですが…http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/kono.html 
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/07/dmu_0815.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/m_hosoku.html
…一応URLの紹介です)

何故って…載せた所で…


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         _\レ'_
.      ;/__愛●国\;
     ;/.ノ└ \,三._ノ\;
.   ;/::::::⌒(( 。 )三( ゜ )\;
   ;|:::::::::::::::::⌒ (_0 0_)⌒ |.;   「ブサヨ、チョン売国奴の河野と村山はシャミンだから売国の為なら捏造でもなんでもする」
.   ;\::::::::::.   |++++|  ,/;
.   ;ノ      ⌒⌒   \;


…などと、ほざく・喚く事は明々白々ですので…

対ネトウヨ用の引用サイトの内容としては
「きちんとした権威の下のドメイン(理想は*.go.jpや*.govで、他には*.ac.jp、*.eduでも良い。サイトが見づらい事が少なくないが*.or.jpでも良い)のサイト」
「自民党の政治家・首脳が従軍慰安婦の存在及び強制を認めて謝罪している」
事が重要なのです(本来は河野洋平氏こそ本来の自民党保守本流の筈なのですがネトウヨに言わせると
「紅野傭兵はブサヨチョン」なんだそうで…)




<追記12月17日>
従軍慰安婦が何故問題になるのにこんなに時間がかかったのかというとあまりに重い問題の為に関係者が口を閉ざすというのが主な要因です。
(そして…「お迎え」間際になってようやく口を開く決心がつくという訳です)
そして従軍慰安婦問題だけでなく南京事件や原爆被爆者など様々な所にそういう事情が顔を出します。
例えば広島・長崎の原爆投下の両方に被曝した被害者、二重被曝者(確認済みの人数で120人以上おられます)が明らかになってきたのはなんと2005年の事です。
(確率的にはそういう不運な人が存在するであろう事は予想出来る事です。ざっくりとした計算をすれば…例えばここhttp://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/genbaku09/15b.htmlに被爆者手帳保持者の数が
公表されていますが大体ピーク時で40万人です。広島被爆での手帳保持者数が30万人(≒8月6日に被曝して生き残った人の数)だと仮定します。その中で8月6日に広島被曝して長崎に8月9日までに移動した人が100人に一人いたとすれば
二重被爆者の数は3000人になります。そして生き残った人が1/3とすれば二重被曝でなおかつ被爆者手帳を持てる人の数は概ね1000人になります(…なんか凹んできました…)…)


他にも関係者の口の重さを示す一例として例えば「巨大隕石衝突による恐竜絶滅」説にも原爆投下は深く関わっている事を挙げる事が出来ます。
恐竜隕石衝突絶滅仮説は最初アルバレス父子他二人の共著論文で提唱されましたが、論文著者の一人、故ルイス・アルバレス氏(ノーベル物理学賞受賞者)は広島原爆投下の際に
観測機(グレートアーティスト)に同乗して、原爆の火球をアルバレス自身作成の観測機器でデータを取りました。更にそのアルバレス作成の観測機器は
長崎原爆投下の際にもデータ採取で同じグレートアーティストで使用されました。
人類初の原爆実戦使用を肉眼で目撃したという異常極まりない体験をしたアルバレスはその際に「天変地異」というものを自身の皮膚感覚で理解・感じ取った様です。
そして隕石衝突(←超巨大火球が発生します)及びその天変地異による恐竜絶滅という説(←当時は異常極まりない仮説)を提唱した際に、
異常な仮説ですから当時の恐竜学会からアルバレス氏及びその関係者はフルボッコにされました。そしてフルボッコに対する反論として
自身の原爆投下に関する天変地異的な体験を語り(体験を語る資格も有り)、隕石衝突仮説に説得力を持たせる事もアルバレス氏は出来た筈なんですが…原爆投下の前後の
体験はアルバレス氏自身は殆ど語っていません(語らぬままこの世を去りました)。
つまりそれほど(ノーベル賞受賞者という天才科学者にとっても)重い体験で口を閉ざしたかったという事が伺えます。
戦争体験というものは多かれ少なかれそういうものがかなり関わってきます。

物理的な側面以外に資金的な側面で莫大な戦費調達をどうやって当時の軍が行ったのかというからくりが明らかになってきたのもごく最近です。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/110814.html
>圓の戦争

恐らくこれからも新発見が続くと予想されます。

そして…そういう事に想像が至らない頭の悪い連中がネトウヨという訳です…



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