戦後の昭和中期、日本を支えた家族経営、終身雇用。
確かに当時はアメリカなど多くの国と
産業で戦うことができたのは、この家族経営と
終身雇用のもたらす安定的な労働環境だっただろう。
しかし日本はいつの間にか安い労働力を求め
中国やアジア圏に労働基盤を変更し
国内の技術や人材だけでなく資本や企業の流出が起きた。
そして日本には金が流れず、税金対策といい
多くの企業が今までの家族経営を裏切り海外へ逃亡した。
そして日本は転げ落ちた。
なんの補償もないのに家族経営のままの労働条件で
中国などの安い賃金と比較され、賃金は安く
労働の搾取が横行していき、やりがいの名の下の搾取も始まり
業界によっては雇用義務の回避のために
名ばかりの業務提携や、派遣労働が当たり前になった
こんな状況で生産性があがるだろうか?
逆を言えば海外型労働に当たる
トレーダーやYoutuberなど終身雇用のような
安定はなくとも成果型の職業も出はじめた。
だが本来ほとんどの業種が
こうでなくてはいけないのだと思う。
企業側が雇用に責任を持ち、政府が労働条件に見合う賃金にあげ
愚策としか言いようのない、派遣労働法を改め会社に属しない人には
基本賃金に一定割合の保証などを設けるべきだろう。
もう日本企業は変わるべき過渡期にきていて
労働の搾取や安い賃金に逃げることは
結局、自分たちの首をしめていることに気づき
悔い改める時がきたのだ!
だがもう民間の力ではどうにもならないだろう
今の日本は正直者が馬鹿を見る社会だから!
だからこそ政府には派遣労働法の責任を感じ
賃金改革に真正面から向き合うべきなのだ!
D・アトキンソン「最低賃金引き上げで、日本は必ず復活する」
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