肉体を手離して 魂に還るその日まで
「感じる」ことを目一杯 精一杯 味わう
人生という名の 挑戦の場。
そこに見える形あるものが 真実であるか否か
そして 見えないものにこそ 真実が在るか否か。
この数年、本当に苦しい。
生きることがどれだけ苦しいことか
あらためて味わっている。
大病もない 災害で何かを失ったのでもない
仲間がいないわけでもない 支援者も 大事な人たちも
沢山いてくれる。
けして 不幸なのではない。
だけど キツイ。
辛くて辛くて仕方ない。
厳しい。
生きていく とは 本当にしんどい。
何度も何度も 立ち上がろうとして
頑張る自分が その自分を 自分で確認する度に
ただ 辛い。
苦しい。
誰も 私が そんなことを考えていると思っていない。
解ってもらえないことも はがゆいが
苦しんでいるなあと 思われたら
もっと キツイはずだ と思えば
私が「ラク」に 生きていると思われるのも
もしかしたら 悪くはないのかもしれない。
だけど 本当は 辛い 苦しい。
と 言ったところで 事態は変わらない。
ならば 受け容れる以外に 世界を変える方法はない。
苦しみを体感できる肉体を持って
この凄まじく残酷で醜悪で非情で怖ろしい「挑戦場」で
図々しく強かに抗い自棄になり立ち向かい肉体を思う存分酷使し続けて
必死に 「生き抜く」 しかない。
ここにある「本当のこと」。
私がいつも探しているのは 「本当のこと」。
「今 見えているものは 現実か？ 幻か？」
そんなことを想いながら 稽古場に居ることが 増えた。
「今 私は 何を見て 誰と 話しているのか。それは 本当に存在するのか」
と。
目の前で 必死に 人物を生きようとする俳優達がいる。
今 自分は どこにいて 何を見ているのか・・・。
肉体を駆使して 苦しんで 感じる以外に
「魂」の 存在を感じることは 出来ない・・・の かもしれない。
もう少し
足掻いてみることにする。
今日も 明日も 明後日も。
その先も またその先も。
苦しんで苦しんで酷い目に出遭い続ける残酷な挑戦場で。
進む。
前へ。
前へ。。。
愛、炸裂。。。
19th稽古場にて 撮影：不破拓也
