大好きな元カレとは23歳くらいの時に出会った。きっかけはスマホのアプリ。写真を見てかっこいいなと思っていた。実際会ったら身長が凄く高くてスタイルが良かった。恋愛に発展するまでそんなに時間はかからなかった。彼には全部を見せられた。思ってることも何でも話せた。本当に大好きだったはずなのに、彼はよく出掛けるようになった。と、同時に母親が亡くなり寂しかった私はスマホのオンラインゲームをふとやるようになった。その中の一人と話していて楽しくなったのでずっとオンラインゲームをするようになった。ある日、これって好きなのかなと思い始める。それを彼に伝えた。黙って聞いていた彼だったけど変わらず愛してくれた。そんな中二人で寝てるときに偶然携帯が見えてしまった。止めておけばよかったのにみてしまった。そこには若い女らしき人とやり取りされていた。『ニナも疑似恋愛してみれば?』と言われた。携帯ゲームの人なんて頭にないくらい辛くて仕方なかった。と同時に怒りが込み上げてきて『出てって!』と口にしてしまった。何であんなことを言ってしまったんだろう、起きたら彼はいなかった。当時、私名義で彼に携帯を渡していたのだけど、お金が厳しくそれも払えなくなってきた。別れてすぐに一度会ったのだけど彼の荷物を、段ボールにまとめてしまってしたので彼は『この荷物捨てていいよ』といって出ていった。必死に引き留めたけどその声は届かなかった。携帯を払えなくなった私はついに解約をすることにした。今思えばそれさえしなければ連絡取れたかもしれない。
私がゲームの人を好きなんて言わなければ、携帯を見なければ、出てってなんていわなければ、もっとちゃんと引き留めてれば、携帯解約しなければ…色々な後悔があった。携帯を解約した私に一通の手紙が届いた。彼からの携帯と最後のメッセージだった。涙が止まらなかった。
その後三年経って付き合ったのはゲームの彼だった。