信州西沢サボテン園

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砂漠ランの育成について。

2013-04-24 13:36:01 | うんちく・小ネタ

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本種は通常40センチくらいに成長しますが、この苗は20センチ前後にしか成長しない、というよりか葉が伸びないダルマタイプで本種の中でも稀少な個体です。

バルブは一種の球根のように考えてください、根のないもの、根のあるもの葉の茂っているもの、茂っていないものさまざまですが、根のないもの短いものはバルブを埋め込むことなく培養土の上に置くような感じで管理してください。
環境があっていればすぐに根が出てきます。
根が出ると一緒に芽が脇からあがります。

この芽を成長と同時に株分けするべ増やすことができますが、バルブが5~6個になるまで育てれば開花します。

本種はカトレアやデンドロビウムのような着生ランではありませんので、バークやミズゴケ上には向きません。
エビネなどと同じ地性ランです。

植え込み、活着後の管理もブロメリアのデッキアと同じような感じがベストです。
水遣りが多すぎると腐るか徒長します。
ランのような扱いは避け一般的な多肉と同じ環境で生育させてください。

軽石や火山岩単用か赤球との混合がてきしています。
また玉のサイズはパチンコ玉大くらいのゴロ土がベストです。
自生地はアルカリ度の強い石灰岩地帯の岩山ですので酸性にかたむくような培養度は控えてください。
また発根まで培養度は湿らせてください。
サボテンのように乾燥したままでは発根しません。