デンマーク警察小説のQシリーズ第8作目を読み終えました。
これまでシリーズの軸は常にコールドケースを取り扱う、その軸の回りに色んな問題が展開し、共に解決し、或いは解決せずに引き継がれていくという感じだったのですが、最新作は、その趣が変わりましたね。
それはそれで十分に楽しめたんですけど、残り2作(元々10作でシリーズを完結すると作者は語っていた)で、シリーズ最初からあった主人公カールに纏わる忌まわしい事件を終わらせるために、無理やりスプーテル釘打ち事件の話をちょっとだけ持ち出したりして、若干、こじつけがましいところがありましたね(^_^;)
そもそも、カールの同僚で、運良く生き残ったハーディが黒幕だと思ってあるんです。だから、毎回、散らばって出てくる伏線が全く回収されずに残ったままなのが、気がかりなんですが、シリーズが十数年続くなかで、これは伏線だなって思える場面を完全に忘れ去ってますね(笑)
今さら、第●作のあの場面が伏線のひとつだと回収されても覚えてないかもしれませんよ(笑)
というわけで、第7作でローゼの闇を解決し、今回でアサドの闇を解決したので、残り2作でどこまで盛り上げてくれるのか楽しみです❗️