今日ご紹介するのは「紀元節」です。
紀元節は今の建国記念日を指します。
紀元とは、以前も書きましたが神武天皇のご即位を示すものです。
神武天皇のご即位は1月1日なのですが、なんだかんだで今の2月11日(建国記念日)になりました。
神武天皇のご即位を祝う祝日の歌として作られたのがこちらです。
1、雲にそびゆる髙ちほの
髙ねおろしに艸も木も
なびきふしけん大御世を
なびきふしけん大御世を
仰ぐけふこそ樂しけれ
2、うなばらなせるはにやすの
池のおもよりなほひろき
めぐみのなみにあみし世を
仰ぐけふこそたのしけれ
3、天つひつぎの髙みくら
千代よろづに動きなき
もとゐ定めしそのかみを
もとゐ定めしそのかみを
仰ぐ今日こそたのしけれ
4、空にかがやく日の本の
萬の國にたぐひなき
國のみはしらたてし世を
國のみはしらたてし世を
仰ぐけふこそ樂しけれ
「大御世を」「あみし世を」「そのかみを」「たてし世を」の部分は雅楽みたいにゆっくりこぶしを回すように歌います!
と、合唱の先生に教わりました!(*´∀`)
歌詞の内容は神代の時代から続く日本を讃え敬う歌です。
この歌は高崎正風作詞、伊沢修二作曲の唱歌で、文部省によって祝日大祭日唱歌に選定されました。
ということは、国民が学校で必ず習い、当日に必ず歌う歌だったのです。
それがなぜ、いま日本では歌われなくなったのでしょうか。
それは「国民が歌わなくなった」のではなく、敗戦後、「占領軍が歌えないようにした」からです。
学校で教えることもなくなり、メディアで流されることもなくなりました。
日本国民の記憶から消そうとしたんですね。
ひどい。ひどすぎる。
そういう歌や日本語が本当に沢山あります。
当時の政府もそこまで反発せず、それが今の教育にも繋がっているわけですが、当時の日本国民は粘り強い努力を続け、建国記念日を復活させました。
当時は「早く憲法改正を!」という声も多く、今の憲法を保つことは恥であるという風潮でもあったのです。
それは憲法改正の歌(中曽根康弘)でご紹介しますね!
2月11日は紀元節を歌い、日本の歴史を思い返しましょう♪
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