世界的に、そして日本でも人権・LGBT・人種差別などすごく敏感になりすぎていると感じます。特に日本は島国で移民も少なくおおらかで性善説なので治安も良くお財布を落としても警察に届けてくれるような国だったのにいまはそれが崩れかけています。
松下幸之助さんはいい言葉を遺しています。
皆さんもご存じのように、松下幸之助さんは松下電器、いまのパナソニックをつくった昭和の名経営者です。小さい頃から憧れていた偉人です。彼は多くの名言を遺していますが、私が最も好きな言葉は、「心に縁側を持て」です。
かつて、昭和の頃までの日本家屋にはたいてい縁側がありました。縁側とは、建物の縁にあたる板敷きの通路のこと。それは庭先につづく場所で、家の「内側」であると同時に、「外側」ともいえるような場所です。
心に縁側を持て、とはつまり「あいまいさを許容しましょう」ということです。何が絶対的に正しいか、何が間違いか、というのは、どこまでが家の外で、どこまでが家の内かということと同じで、決める必要のないことである、と。
この言葉が世界中に広まってくれることを願います。植民地の黒人を奴隷として連れてきた国とは違います。
「風と共に去りぬ」はいつになったら見ることができるのでしょう。