前回もお話ししましたが、語学留学4年間した友人のお嬢さんが就職できなくて困っていると聞きました。いまだに就職できていないようです、理由は英語を生かした仕事がしたいからだそうです。大体ほとんどの日本人は英語を話す機会すらないでしょうから英語を必須科目にするのはおかしいと考えています。スポーツ選手が必要だから英語を習うというのは目的のためですから賛成です。目的なしに英語ができればいい職に就けるというのは間違いです、それに独学で十分英語は話せるようになります。
3年前オープンした日本で初めてマリオットがオーナーであるJWマリオット奈良ではクラブラウンジでアメリカ人の支配人が通訳の女の子と一緒に挨拶に回ります。ほとんどの日本人は日本語で通訳を通して会話していました。わたしは英語で話すほうが気楽なので直に英語で支配人と冗談を交えて会話を楽しみましたが、それを日本人の通訳スタッフが嬉しかったらしくよろこんでくれました。長く英語を勉強しても英語を話す機会のない人は「I can't speak Englishアイキャンノットイングリシュ」ぐらい話せるんじゃないでしょうか。英語は必要な人だけが自力で学ぶべきだと思っています。
わたしもあれ以来英語をほとんど話していません。英語を話さなくても支障がない日本という国は素晴らしいと思っています。
日本航空の入社試験は今はどうかわかりませんが、わたしの時は日本語の話す力、美しい日本語のほうを英語以上に重きを置いていました、英語は基礎さえ(英検2級以上)あれば後はJALの訓練で身につければよいという考えでした。わたしはJALの国際線の乗務員になりたかったので学校の授業は適当で、家で英検の準備をしてそれで全く問題ありませんでしたし、本当に英語が日本語と変わらなく身についたのは退社した後です。
マリオットのタイムシェアーのオーナーになって世界中を旅して同じオーナーさんと話すようになってからです。それまではJALイングリッシュでした。スペインのマリオットホテルに宿泊しオーナーパーティでお友達になったドイツ人の奥さんとイタリア人の旦那さん、ドイツ人の奥さんは父に幼い時からラテン語を叩き込まれたおかげで6カ国語話せるそうです、そして私に一言「あなたの英語は特別ねえ~どこで習ったの?」と聞かれたことがあります。やっぱり丁寧すぎる英語が身についてしまったようです。いまはましになりましたが・・・・英語の気の利いた会話は日本語の話す力がないと、ただ話せるだけです。英語よりも日本語の話す力を伸ばすことが大切だと考えます。
日本語って大事だよね~、岸田さんの演説をうんうんと納得することは絶対にないし、即チャンネル切り替えるし、政治家ってまともにちゃんと日本語を話していないと感じます。