シャンパンブレイク

30年以上JAL国際線客室乗務員としてフライトし現在癌の治療中。お酒大好き旅が大好き趣味はランニング~

客室乗務員契約社員から正社員へ

2013年08月24日 | 客室乗務員を目指すあなたへ
今日も蒸し暑いし

各地でゲリラ豪雨

自然の猛威を感じます。

ところで

全日空が8月19日、2014年度から客室乗務員(CA)の採用を約20年ぶりに、契約社員 から正社員に戻すと発表しました。

業界だけでなく社会的にも注目を集めています

客室乗務員の約四分の一を占める契約社員の採用制度を廃止

来年春から全て正社員雇用に切り替えると発表しました。
現在の客室乗務員約六千人のうち契約社員は約千六百人。
バブル崩壊を受けたコスト削減策として契約社員制度を導入していたが、約二十年ぶりに全て正社員に戻ることになります。 

全日空の新たな取り組みは航空業界だけでなく、他の産業にも影響を与えそうですね。

客室乗務員を正社員雇用に切り替えることで、社員教育を徹底し安定的な人材確保とサービス向上を目指すそうです。
客室乗務員の正社員になる前の退職も防ぐ考えもあります。

正社員になれば、休暇など福利厚生が充実するほか、責任あるポストに就けるなどのメリットがあります。

しかし

給与水準はあまり変わらないということです。


う~~~~ん

それって

良いような感じがするけれど・・・・・・・

どうして

給与水準が変わらないの?

結局以前の正社員の給料体系とは異なると言うこと

JALでは契約社員を3年

さまざまなチェックを経て正社員に

1994年以降は正社員を募集していないから

わたしが現役のころから

現場はほとんどが契約社員からの正社員です。

正社員になっても以前の契約制度がなかった時に採用された1994年以前の正社員と給料体系が違います。

時代の流れで仕方がないといえばそれまでですが・・・・・・

契約制度に変わった20年くらい前

国内線を一往復して翌日ロンドン便に乗務

その国内線のフライトに契約社員の見習い乗務として2名OJT(オン・ザ・ジョブトレーニング)

実際に乗務をしての訓練のことです。

その時に管理職の一人が私に耳打ちしました。

「俺たちのこれからの給料水準を守るための契約制度導入だからね~
それでもこんなに良い人材が集まっているし
会社もうまいことを考えたもんだよな~」



めちゃくちゃ腹立たしかったことを覚えています。

全く昔のようにというのは無理かもしれませんが、

もうすこし、

仕事をより楽しめるくらいに

マニュアルで締め付けすぎないで

もう少し自由に

のびのびとフライトできる環境を整えてほしいなぁ~

私の大切な後輩たちの顔が浮かびます。





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