POEM
宿り木
一本の木がある
秋空を雄々しく見上げている
お日様が顔を出そうとする、その時
鳥達が一斉に飛んできた
スズメ・ムクドリ・ヒヨドリ・ジュウシガラ・カラス・ハトーその木に向かって飛んでくる
枝がユッサ、ユッサ、右に左に動き
だす
何をしているのだろう
たくさんの鳥達が一本の木の中に
ひしめき合っている
人間でいうならば、肩寄せ合って
いるかな⁉️
近くの神社にも大きな木が何本
か立っている
樹齢200年の木もある
でも
鳥達が目指すのは一本のその木❗️
下からそっと覗いてみる
[実もつけていないなー]
人間の考えはそれだけしかわから
ない
やがて、雪をかぶり、春が過ぎ
夏になり、一年が巡っていく
その木にはいつも鳥達が止まって
いる
夕暮れ時、それぞれ、寝ぐらに帰っ
て行く
そしてお日様が昇るころ
また、この木に戻ってくる
目指してくる
飛んでくる
人間にはさっぱりわからない
しかし
何か、おもしろい
実に、おもしろい
意味はわからない
しかし
おもしろくて たまらない
神の御業の楽しさを
見つけた❗️❗️
一本の木からー