お歳暮に鹿角のリンゴを贈りたいと頼まれて生産農家へ、運よく庭の雪寄せで在宅中。
さっそく注文をし、あとはリンゴ談義。
少し前まで暮れに送るリンゴといえば、フジ・むつ・王林ぐらいが定番だったのに、
「持っていくか」と説明をしながら袋に詰めてくれるリンゴは聞いたことないような品種ばかりである。
たまにフジを抜くポープとして登場するものも、しだいにその名を聞かなくなって、
いまだフジにとって代わるような品種は出てこない。
自分の時代を切り開いた紅玉・国光、スターキング・ゴールデンデリシャス、フジ・むつ、
その登場では、それだけ画期的だったのだろう。