プログラミング言語はたくさんあるが、将来性の高さからJavaを習得してJavaエンジニアを目指すなら、取得すべき資格がいくつかある。
まず挙げられるのは「Oracle認定Javaプログラマ」だ。この資格は、もともとJavaの開発元であった「サン・マイクロシステムズ」が運営していた試験であった。2010年にサン・マイクロシステムがOracle社に吸収合併されたことで、現在はOracleがこの試験を実施している。この試験は、「Bronze」と「Silver」、「Gold」と難易度が設定されている。
その他の資格としては、「Javaプログラミング能力認定試験」がある。これは、ビジネス能力認定をしている、サーティファイ株式会社が運営している資格だ。日本の企業により運営されているのが特徴だ。この資格は、Java入門社を対象とした3級から始まり、簡易的なプログラムを組めるレベルが求められる2級がある。1級では提示された変更や追加視点をプログラムに反映し、その変更仕様書を作成させるような実務要素が試される。
Javaといえば、Androidアプリを作れることで有名な言語だ。そのため、「Android 技術者認定試験」に合格することも効果的である。JavaをAndroidアプリ開発に使用しているエンジニア向けの資格だ。試験区分としては、「ベーシック」と「プロフェッショナル」があるが、現在のところプロフェッショナルについては準備中で試験が開催された実績はない。
これまで、紹介した資格の中で最も難易度が高いのはOracle認定Javaプログラマの資格だ。次点はJavaプログラミング能力認定試験になる。Oracle認定Javaプログラマの累計受験者数は非公開であるが、年々受験者が増えている傾向だ。
ただJavaは初心者には習得が容易ではない言語としても知られている。すでに他のプログラミング言語を習得しているなら良いが、初めてプログラミングを学習するなら、同じく将来性が高く習得もしやすいPythonがオススメだ。Pythonの将来性については【将来どうなる?Java・Pythonエンジニア】を読んでみるといい。