位ヶ原2400ｍ付近
時間は15:00ちょうど
スキー場最上部から歩き出して1時間50分かかったことになる
自己ベストには程遠い・・・
まぁ、あの時は20代だったし、今回は２回休憩もいれた
久しぶりの乗鞍、空気の薄さにも慣れてないし
こんなもので上出来だろう
一人、言い訳を思う
荒れた息を整えながらまわりを見渡す
今日は天気がいい
穂高は言うに及ばず、中央アルプスやその向こうの山々など、はるか遠くまで見える
この景色を見せたくて、あのひとを連れてきたとき、ここは白い嵐だった
一人のときに限って山は微笑んでくれる
うまくいかないものだ・・・
せめて、写真だけでもあのひとに見せたい
カメラを構える
そのとき・・・
それまでやさしくそよいでいた風が止まった
音が消える・・・
音がなさ過ぎて耳鳴りが聞こえる
衣擦れの音すら立てることが罪のように思われて
身動きすることができない
自分の心臓の鼓動が聞こえる
まるで耳の中に心臓があるようだ
生きているということは、音を発することだと改めて感じる
この時間、この付近にはもはや登山者はいないだろう
木々を除けば、生きているのは自分だけという錯覚にとらわれる
再び、風が吹く
世界に音が甦る
僕は大きく息を吸う
呼吸することを忘れていたようだ
改めてカメラを構えシャッターを押す
今なら、日が暮れるまでにどこかの頂まで行けそうだ
行ってみたい
誘惑に駆られる
その気持ちを抑え、ザックを降ろす
今日はしなくてはいけないことがある
携帯電話を取りだし、あの人に電話する
コールした！電話はまだ生きている
しかし出ない、出るはずがない
あの人の携帯はこの雪の下のどこかにあるのだ
数メートル歩いてまた電話する
何十回目の電話のとき
足元で電子音が聞こえた気がした
あの日から幾晩か過ぎている
あの日から雪は1m以上積もっただろうか
ショベルを雪に突き立て掘り始める
少し掘って、また電話する
さっきより電子音が大きくなった！
僕は確信する、ここにある！と
日が山の端に隠れるまであと１時間しかない・・・
※落し物拾いに来ただけですよ
人は埋まってませんからね（笑）
落し物を取りにいく・・・
誰の記事なんでしょう～？
長く語ってるけどＰＪ程暑苦しくないしな～
なんか確実に何かを受け継いでる気がする（笑）
結果、探し物は見つかったのかな？
久しぶり！！！
元気そうだな～
しかし！良く解ったな～
さすが幼馴染！！
この記事はＰＪでなく、ＰＪの同期のだよ～
やはり同期・・・・
暑苦しさまで類は友を呼ぶのか・・・・
ちなみに携帯は見つかったみたいだよ～
それはそうと、早く乗鞍に遊びに来なさい！
新居も決まり、受け入れ態勢はバッチシです。
バッチ来い～
落し物無事見つかりました。
音はすれども、場所が特定できない
結局5m四方を全部掘り返す羽目に…
音がしなけりゃあきらめられるんですが、音がしちゃうもんであきらめられず。
そんな作業してるときに、思いついたブログです
残念ながら、コミネイズムの闘魂伝承はならなかったようで、暑苦しい文章は書けないようです(笑)
あの人・・・とか意味ありげな。
文芸作品のような・・・
携帯、見つかって良かったです。
やっぱ長い付き合いの人だったんだね～
忘れ物をワザワザそんな所まで探しに行くのも
似てるよ（笑）
普通の人なら諦めるけどＰＪなら乗鞍の雪を
全てひっくり返すだろうね。
＞もっさん
どうもです。
噂は良くお聞きしていますよ～（笑）
携帯見つかってよかったですね！
しかし無くした携帯を雪山で見つけるって軌跡ですね。
僕も以前釣りで落したナイフを2年後に見つけましたよ（笑）
いやいや、コミネイズムは文章の長さからも
感じますよ？（笑）
この時期忙しいでしょうが頑張ってください！
コメントありがとうございます
これからもよろしくです
僕もコミネイズムにいつの間にか感染していたようですね（笑）
PJみたいに毎回毎回熱い名文を書けるように日々精進します
みつさん
さすがするどい！
今回のブログは「あの人」へのメッセージです(≧∇≦)
なんてね（笑）
「あのひと」を「お客様」に変えて読んでもらいますと、ODSSガイドの心意気が伝わるかと思います