乗鞍高原・上高地情報

乗鞍高原と上高地の四季の自然の姿を現地に滞在するガイドが紹介します。

「今日から俺!波田の男になる!!」

2011-09-23 14:19:28 | 乗鞍アドレナリン日記

祭り半纏に白のニッカ。

足下はこれまた純白の地下足袋。

頭には豆絞りの手拭いをこれでもかっ!と捻り、末端処理は赤テープ!!

腹には男の色気たっぷりのサラシ。

これこそが!

PJ峰の新居がある松本市波田の「常盤繪祭り青年団」の清く正しきスタイル!!

憎き頭上より叩きつける大粒の雨を気にもせず、威勢よくうちの前に集結!!!

(偶然、出発地点がうちのアパート前だった・・・・)

そんな中に、リバーサンダル、タオル、短パン姿の男一人・・・・

これこそがリバーピープルの正しき姿!と言わんばかりに!!

そう!わたくしPJ峰もこの「常盤繪祭り青年団」にお呼ばれされ、やる気マンマンで嫁と集結。

嫁は改造された軽トラの荷台で、綿飴つくりとお神酒を振る舞い。

僕は一心不乱に神輿を担ぐ!

と言うよりも呑んで、呑んで、これまた呑んで呑みまくるの仕事。

もちろん「呑み練」もさる事ながら「飯練」も忘れてはならない!

5分担いだら、休憩「食べる&呑む」の繰り返し。

PM6:00から担ぎ出し、「波田神社」に辿り着いたのは、へべれけのPM9:00?!

たった2キロを、3時間かけて練り歩くのだ。

そこで待っているものは、以下の通り。

お神酒→焼き鳥→焼肉→お寿司→ローストビーフ→トン汁→BEER→酎杯→二度目の焼き鳥→お漬物→冷酒→激辛餃子→酢豚→煮カツ→BEER→酎杯→お神酒→お神酒→お神酒→(境内の出店で食べたクレープ)→お神酒の嵐→お寿司→BEER・・・・・

まさに「酒池肉林」!!

最高に幸せな時が待っていた。

この間で一体どれほどのカロリーを摂取したのであろう?

考えただけでも恐ろしい・・・・

そして何よりも感動させられたのは「波田住民の温かさ」。

初対面、初参加の僕と嫁を、我が子のように可愛がってくれ、仲間に入れてくれ、最後は皆で握手、抱き合って分かれたほど・・・・

道行く住民たちも、全顔馴染み。

「よ~よ~大きくなったな!いくつになっただ?(松本の方言)」

「旦那は?呼んで来て担ぎましょ(松本の方言)!!」

「良いから!良いから!!座りましょ!!!食いましょ呑みましょ。」

見知らぬ家に手招きされ、着いていくとご馳走の嵐。

こんな具合で、地区が1つになる瞬間がたまらない。

決して名の知れた大きな祭りではない!

しかし、それだからこそ通う「日本人の心」がそこにはあった。

寄り添い合い、助け合い、称えあい、喜び合い、感謝し合う姿・・・・

見ていてこれほど清清しいものは無い。

ガイド業を始めて今年で9年が経とうとしているが、ここまで地元に溶け込んだのは初めて。

ここでの出会いを大切に。

そして日本人の古き佳き心をしっかり持って生きていこうと思う。

波田の素敵な夜に、そし威勢と気風のよい男達に感謝。

泥水男5人・・・・夜風に吹かれながら、千鳥足で田んぼへ・・・・

肩を寄せ合い「立小便」。

遠くに響く祭囃子。

美しいね~

*それでは「波田15区常盤繪祭り青年団」の勇姿をご覧あれ。

http://youtu.be/lVHl3UwQ5KQ


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
先人達の知恵・・・・ (PJ峰)
2011-09-26 12:27:01
大切です!
心からそう思います。
僕も来年はニッカにサラシで登場予定!!
何?それじゃまるで本当のクールポコじゃないか?
いずれにしても「祭」は男の本能を呼び覚ましますね~

マスター!シティーボーイは岩場には取り付かないですよ!!
(笑)
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Unknown (SpringBank)
2011-09-24 10:21:33
都会派シティーボーイの僕には無理かな・・・。
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惚れるね! (みつ)
2011-09-23 22:53:33
豆絞りの手ぬぐいが似合いすぎでしょ!
やっぱり惚れるねっ

ひとつひとつ、出会いは本当に大切ですよね
先人たちの知恵や風習は忘れてはならない事、そう私も思います...

それにしても白いニッカまでみえないのが残念だな

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