春ですねー。外に出れば鼻がムズムズ、目がしょぼしょぼ。のどはかいかいする季節になりました。
そんな春が、ぼかぁ大好きさぁ。
暖かな日差しに誘われて、ハーメルンの笛吹きに操られた子供のように(正確には花粉症で判然としていないだけ)、ボヤーッとしながら野山を散策(徘徊)していると・・・
ありましたよ。ありましたね。フキノトウ。花言葉は「待望」だそうな。ベタな・・・
ここですぐにフキ味噌!てんぷら!などと食べることを考えてしまうのは、愚の骨頂!
そもそもフキノトウとはフキの花の別名。フキノトウという単体の植物があるわけではありません。フキの花の場合、雄花と雌花は別々に咲きます。写真のフキノトウは雄花。キクの仲間なのでよく見ると、たくさんの花が集合して一つの花の形を形成していますねぇ。
また、キク科の特徴として種に綿毛をつけて散布する方法をとります(同じキク科のタンポポを想像してね)。
雪解けすぐだと、枯れ色の地面から蛍光緑の頭がチョコチョコと出ているのがよく目立ちます。沢沿いや斜面下等の湿ったところに行けば大体ありますな。
とまぁ、どうせ食べるならば、食べる相手のことを良く知っておいた方が楽しいでしょ?
長く辛い冬を必死に耐え忍んでいた多くの動物・植物にとって春は、待ちに待った季節。まさに生命力が爆発する季節。その自然の恩恵を僕ら人間もいやと言うほど受けています。
でも今回の震災では、改めて自然の恐ろしさ・驚異というものを目の当たりにしました。どれだけ科学が進歩しても、圧倒的な力の前では成す術もないんですね。
冬来たりなば、春遠からじ。
今は辛く苦しい時ですが、いつまでも続くわけではありません。また穏やかで健やかな希望に満ちた日が必ず来ます。
自然は、傷つき荒れ果ててしまった場所に命の芽吹きを与えるだけでなく、人の心の治癒さえもするパワーを持っていると確信しています。
被災し傷ついた方々に、腹の底から笑える日が少しでも早く訪れますように。そして、傷つき汚染された自然が少しでも早く再生しますように。
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