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“ 嵐が吹き消した 恵みのろうそくを 再び取り上げ、それに新しい明かりを灯さなければならぬ。” 教皇ヨハネ二十三世

虚無への供物

2005-05-19 18:35:59 | Essay
私は、とあるショッピングモールの中の、とあるお店で働いているのですが、先日ゴミを捨てにゴミモールの外縁の集積場に行ったのです。
そこで目にしたのは、食品売り場から出された大量の『ゴミ』。

賞味期限切れのパン類、弁当類など・・・大型コンテナ5箱分の『ゴミ』でした。
これをゴミと呼ぶことが適切かどうかは難しいところですが、売れなくなってしまったものは、ゴミなのでしょう。
誰の口にも入ることなく、処理場へと運ばれていく。
それは、まさしく虚無への供物ではないでしょうか。

飽食の時代と呼ばれるようになって久しいですが、あの光景ほど、現実を物語るものはないのではないかと思います。
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