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“ 嵐が吹き消した 恵みのろうそくを 再び取り上げ、それに新しい明かりを灯さなければならぬ。” 教皇ヨハネ二十三世

2007年という年

2007-01-03 22:24:39 | Essay
年が改まり、暦の2007年が始まりました。
旧暦では、まだ2006年という年が続いているのですから、なにか不思議な話です。紀年法については、福岡大学にいた頃、研究を行なっていた方に講義を受けていたので、いつかアップしたいと思います。

皆様、この正月はいかがでしたか。
雪も降らず、凍えるような寒さでもなく、私としては先ず冬らしくない気候そのものに違和感がありました。
ここ数年、正月は勤務していたこともあり、いっそう「正月らしさ」とはかけ離れた所感があります。
店舗来店のお客を見ていても、正月というものを感じなかったのです。
かつては、正月ともなると、一冊だけマンガを買ったり、問題集、はたまた日記を一冊買ったりしたお客が多かった。今では、当然のようにマンガを20冊買ったり、アニメのDVDを3本買ったりするお客ばかり。
何を買うかの選択は、もちろんお客にあるのです。
しかし、お年玉としてご両親や親戚の方々から頂戴した金子を、マンガやアニメなどにのみ費やすのは、さて、いかがなものか。
ご両親の皆さんの心中は、いかばかりか。

「正月」であるならば、せめて、30歳になったときの体力となるよう、なにか実のあるモノを買っていただきたかった・・・と思うのです。「三十にして立つ」という言葉は、今ではあまり聞かない。もう、時代に適合しないのかもしれませんね。

「正月」とは、「お年玉」とは、何なのか。
答えはもちろん人それぞれ。しかし、一度じっくり考えてから買い物はすべきではないでしょうか。

何はともあれ、新年を無事に迎えることの出来た慶びを、御覧いただいた皆様に申し上げてこの回を終わらせていただきたいと存じます。
皆様にとってもよい年となりますよう、願っております。
  
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