10月3日4日と札幌で北海道新聞主催の北海道囲碁選手権大会と北海道女流選手権大会が開催されました。
全道の地区代表クラスが北海道一位を目指して戦いました。
北海道囲碁選手権クラスでは
伊東信義が3位でした。
今までの歴代大会で準決勝以上に小学生が勝ち残ったのは初めて事だそうです。
信義と準決勝で戦った 道川さん21歳は今年度の優勝者になりました。
道川さんは対局者の中で信義が1番手強かったとコメントくれました。
また、女流戦には
内田温子(はるこ)が準優勝を飾りました。
また、荻野千雛、内田光津子も参加
荻野千雛は初戦から3年連続優勝の渡邊はるきさんと対局となりましたが、序盤では優勢な状態を続けていましたがたった一つのミスから巻き返しをされ逆転されました。はるきさんは 序盤の強さは凄いですね。待ち時間を殆ど使う状態になりました。これからが楽しみです。と
内田光津子は幼稚園から初めて現在小学校3年生 女流棋士を目指して8月より尾越の内弟子となり通いで修行しています。準優勝した温子ちゃんの妹です。
みっちゃんも大人の強豪を相手に粘り強く大切に大切に一手一手打っていました。
みっちゃんの優勢は場面もありこのままいけるのではと 最終 盤面では勝っていましたがコミがあり1目半の負けとなりました。
今回の大会では、子どもたちの凄まじい姿を目の当たりし 普段は負けた時の悔し涙は禁止にしています。が 負けは負けですが子どもたちの成長と意地 負けない碁を打つ為にこの子たちの人生でこんなに真剣になった事は無かっただろうと胸が詰まされ対局の終えた子たちに 素晴らしかったよ と声を掛けていましたが、言葉にならなかったです。
良く残念だったねと声をかける方が居ますが私はあえて使いません。
本人が1番そう思っていますので そこに会えて塩を塗ることはしたくありません。
誇らしい子どもたちです。
さぁまたレッスンの始まりです。
もっともっと上を目指し自分たちが何をしなくてはいけないか課題がそれぞれみえたようです。
また、引率してくれたママさんたちからも素敵なメッセージがサロングループLINEに届いています。
ご紹介しますね。
千雛ママより
お疲れ様でした🙇♀️
途中仮眠をとりながら、
今家に着きました🙋♀️
今回の大会で、今まで見た事のない千雛の成長を見る事が出来ました。
これも 先生、文子さん、皆さんのおかげです🙇♀️感動しました😭私も涙が出ました。
本当に感謝です⤴️🙏
ありがとうございます🙇♀️
みんな頑張りましたね💪
内田さん雨なので⤵️運転気をつけて帰ってきてください😊
温子ちゃんみっちゃんのママから
お疲れさまでした!
家まで帰ってきました。
温子は今回は人のせいにしたりしないでずっと冷静だったので、それが何よりうれしかったです✨
光津子は公式戦初の対局時計使用だったりでいろいろヒヤヒヤしましたが、丁寧に最後まで打っていていつもよりお姉さんになったように感じました✨
いつも励まして送り出していただいて、皆さんに本当に感謝です。
2人ともまた明日からさらに頑張ると思いますので、よろしくお願いします!
下記は尾越のブログに掲載した内容に対して札幌の歯科医師さんよりご自分のブログで紹介した下さった物です。
囲碁と人生は、この内容も小学校3年生の女の子のママさんから言われたことです。
加藤 純也
2020/09/22 12:45
皆さんこんにちは。加藤です。
とても素晴らしい記事を見ました。
囲碁の普及をされている尾越先生の囲碁のブログからです。
そこにこんな言葉があったんです。
囲碁を習っている子のお母さんの言葉で、
「娘の習い事の中で一番過酷な習い事が囲碁です。白黒ハッキリしていて勝ち負けがでる。
真綿に包んで終わると言う事が無いからです。
レッスンサボると仲間から離されるしレッスンすると追いつき時には追い越して行くと言うことを身をもって体験しているんです。
その事を本人が気づくんです。凄い事ですよね、たかが小学校低学年で身をもって経験してるんです。
これって娘のこれからの人生に必要な事なんです‼️
囲碁と巡り合えて本当に良かった〜」
とありました。
囲碁を本気で習うことは生易しいものではありません。お子さんのつらい姿も見てきたはずです。
しかし、こういう言葉を言えるのは、このお母さん自身が努力の意味をきちんと理解しており、何より尾越先生の囲碁教室への信頼があるからでしょう。
サボれば周りから離されて、頑張れば結果が出る。一見当たり前のことのようですが、実は指導者がしっかりしていないと本人が頑張っていても空回りしてしまい結果は出ません。
尾越先生の教室の生徒さんはみんな精神的にも成長してるようで、以前大会でお見かけした時もとてもマナーよく、凛々しく戦っていました。
その姿はまさに、努力と指導の結果、だと思います。
生徒さん全員がプロ棋士に!!とは現実には行かないかもしれませんが、この努力と研鑽を積み重ねた経験は一生の財産になると思います。
小さいうちに囲碁を習うという事は、もちろんプロ棋士を目指せるチャンスでもありますが、大切なことはそれだけではありません。このお母さんの言葉はそれを簡潔に表していると思います。
実際にプロ棋士になれる人は多くありません。狭き門ですからほとんどの子供はプロ棋士にはなれないでしょう。
しかし囲碁を習う事の真髄は、
生きる上で、「努力」というのは理不尽に耐える事や、むやみに我慢することでもなく、うまくいく事もいかない事も経験しながら精一杯を積み重ねる事だ。
という事を身をもって実感出来る事にあるように思います。
辛い事はそれだけ見たら一見悪いことのように感じますが、そんな事はありません。
けわしい山を登るためには仲間や装備、事前準備、天候の確認、体調管理などが必要です。その先に美しい景色や達成感、爽快感を味わえるのです。
辛い事をするなら本人の意思だけでなく環境や準備が大事です。
山を登っている途中で足を引っ張られたり、用意していた水を勝手に飲まれたりしたら安心して頑張れません。
頑張っている人はとても偉いと思います。
しかし、忘れてはならないのは、支えている人達がいるからこそ、その人本人も辛いことを頑張れるということです。
この環境づくりに心血を注いでいる尾越囲碁サロンの皆様のことを心から尊敬します。
まさに世のため人のために動いているなぁと思います。
こうして頑張っている人たちを見ると元気をもらえますね。
ありがとうございます。
これからも健康に気を付けて頑張ってください。
微力ながら応援しています。
終わりに
私はこの歳になってから多くの感動と感激を子どもたちや家族からいただいています。感謝でいっぱいです。ありがとう❣️
囲碁普及活動と夫婦で走り出した4年前
囲碁普及の意味など分からない私でした
こんな機会を与えてくれた主人
棋士 尾越一郎に感謝します。
釧路に移住して4年普及活動もようやく形が出るようになりました。
子どもたちの活躍は目を見張るものです。
また、今回の大会で上位を10代20代の若者が占めたことを知り北海道の囲碁界まだまだ捨てたものではありません。
この若者たちが囲碁界を楽しくしてくれると信じています。棋士 尾越一郎