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TVじゃ
「20回観た!」
「オープニングから号泣しっぱなしだった!」
「エンディングで感動の拍手が沸き起こる」
とか言われて、どんだけ泣けるんだろう・・、ハンカチなくてタオルがいるかも・・・
と期待と不安にドキドキしながら映画館へGO。
映画はすごく良かったよぉ、サイコー!
結局1回では満足できず、2回観に行きました。
もう1回行こうと思えば行けますよ。そのくらい大好きな映画になった。
ドキュメンタリーにちょっと脚色してコンサートを組み合わせたような内容。
泣くというよりQueenの生い立ちをおさらいしながら音を楽しむ映画。
若くして亡くなったフレディマーキュリーの栄光と苦悩をたどる映画。
まさに世代な人には30年前の青春時代を振り返れる映画( 泣くとしたらこの要素?)
でも泣けなかった。
むしろ楽しかったといえようか。
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私のQueenとの出会いは15歳ごろ。
当時はYoutubeはおろかCDもなくて音源はレコードから録音したカセットテープで、情報はもっぱらラジオか雑誌。
このころの自分は、親が喧嘩ばかりしていて思春期にどっぷり重なり世の中に絶望していた。
歳が離れた彼氏がいたが親に猛反対され、隠れて付き合っていた。
タバコも覚えて、こっそり手に入れては吸っていた。
当然勉強は手につかなかった。
心の拠り所を何にすればいいのかわからずめちゃくちゃだった。今思えば、ただの不良だよな・・・
そんなある日、ラジオから流れてきたのが Bohemian Rhapsody
衝撃だった。涙が溢れたとしたらまさにこのとき。
何!これ誰?何ていうバンド?
イギリスのロックバンドQueenだと知り、なけなしのこづかいでBohemian Rhapsodyが収録されているオペラ座の夜を買ったんだっけ。
ほんとテープが伸びて擦り切れるほど、カセットデッキを耳元にくっつけて毎晩聴いた。
それだけじゃ物足らず、レコードについている歌詞を取り出し書き写して暗記もした。
だから、今、そらで歌える(笑)
当時はイギリスロックバンド全盛(私の中では)で、
スティックス、カジャグーグーやデュランデュランとともにQueenはお気に入りになった。
時は流れて、私は結婚し子どもができた。ちなみに15歳のときの彼氏は破局。
お金がなくて共働きを余儀なくされ、仕事と子育てに追われ、洋楽を聴き漁る時間などなく
安室全盛突入、いつしかお手軽な邦楽に耳が慣れ親しみ、Queenは過去のものとなった。
いつごろだったか、たしか日清カップヌードルのCMにフレディのダンスシーンが使われたよね、
あれを観て「あーQueenのボーカル、おっちゃんになったなあ」としか思わなかった自分。
1991年にフレディが亡くなったことすら知らなかった。
というより、フレディマーキュリーという名前すら頭から消えてしまっていた。
それから30年。
この映画が2017年の秋に公開されることをニュースで知り、あの15歳の自分とともにQueenへの想いがよみがえってきた。
20回観たなんて人がいるぐらいだから、これはきっととんでもない感動を覚えるに違いない!行かなきゃ!
でも泣けなかった。
ラスト、感動のライブエイド忠実再現のところも、ワクワクしたけど涙とは違う。
音源は本人だし、ラミ・マレックの完コピも、ロジャーやブライアンやジョンも本人そっくりだし、素晴らしいの一言。
よくぞここまで再現できたよ、すごいよ!
ラミが似てないとか、口パクなのが残念とかいう人がいるけど逆で、
ここちょっと違うけどこう来たか!と違いをあえて楽しむのがええんじゃないのー。ですよね。
ラミ・マレックだって絶賛されてるけど、よく見たらิิフレディと顔のタイプが全然違う。身長も低いし脚短い。
それでも抜擢された。なんでなんや?
そこを映画を観て探るのが楽しいんじゃないの。ですよねえ?
ちょっと違うから逆にハマるってこともある。
私が泣けなかったのは、自分にとってはこの映画の音楽が勝ってしまったことだと思う。
死を覚悟しながら最後までパフォーマーであり続けたライブシーンで映画は終わるのだが
画面の片隅に字幕で1991年45歳でフレディは亡くなった、と流れるだけ。
えええ?そこ一番肝心なのに?もうちょっとこの部分、想像でもいいから彼の心情をドラマティックに描けなかったの?という不満。
そこまで掘り下げると映画の趣旨に合わなくなるのか、どうなのか。
見る影もなく痩せ細った、晩年も晩年、亡くなる数週間前のフレディマーキュリー。
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しかしながら、サントラ盤を買って聞いてみると、選曲は映画の流れと同じなうえに、
1曲1曲の歌詞の内容はこれもフレディの当時の心情に寄り添っているのではないかと思える部分が多々あり、じわじわと後から来る映画でもあるのでした。
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私がいちばんオトコを感じるフレディマーキュリー。おそらくゲイを自認しフィーバーしてた頃なんだろうな。
スレンダーだった若いころよりグッと筋肉量が増してエロ男ですねww
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暫く更新されていないようですが、お元気ですか?
単管パイプのパーゴラで見つけて、旦那さんがうちのくそじじい(夫)のようで、気になりました。
周囲の旦那さんはまともに見えて、自分の心情を打ち明けても理解してもらえないかと思います。
また、更新されるのを楽しみにしてます。^ - ^
別サイトに引っ越ししましたので、もしよろしければ管理人URLからお越しください。
今後ともよろしくお願いいたします。