今日は初めに岐阜新聞記事、次に大分合同新聞、続いてJ'sGOALのレポート、最後にNHK放送記事と並べていきます。
<岐阜新聞>
◆FC岐阜、零敗 ホームで大分戦

岐阜×大分=後半21分、右サイドを崩し、攻撃の起点となった途中出場の地主園(左)=長良川競技場
<FC岐阜0─2大分>
J2第5節の第2日は25日、残り10試合を行い、FC岐阜はホームの長良川競技場(岐阜市)で大分と対戦、0―2で敗れ白星をまた逃した。通算成績は2分3敗で、勝ち点2の21位。
岐阜はボールの出し手と受け手の連係が不十分で前線での起点をつくれなかった。後半23分、ゴール前でGK多田のパンチング後のこぼれ球を押し込まれ失点。同39分にも失点し、勝負を決められた。
岐阜の次節は4月1日、アウェーの熊本市水前寺競技場で、熊本と対戦する。
<大分合同新聞>
◆【トリニータ】今季初の連勝
[2012年03月26日 10:28]

【大分―岐阜】前半、相手と競り合う大分のDF作田(4)=岐阜県長良川競技場
J2第5節最終日(25日・ニッパツ三ツ沢球技場ほか=10試合)唯一4連勝だった湘南は3―3で熊本と引き分けた。甲府は横浜FCを下し、4勝1敗。横浜FCの山口新監督は黒星発進で、45歳の三浦がJリーグ最年長出場記録を更新した。
大分は岐阜市の岐阜メモリアルセンター長良川競技場で岐阜と対戦。2ー0で勝ち、今季初の連勝を飾った。
大分は第6節の4月1日午後4時から、大分市の大分銀行ドームで愛媛FCと対戦する。
難しい試合だった
田坂和昭監督の話 プレッシャーの掛け合いが続くなど難しい試合だった。(勝負が)どっちに転んでもおかしくない中、選手がよくボールに食らい付き、少ないチャンスをものにできた。昨年よりも成長している証しだと思っている。
「苦労人」の拳が2度、岐阜の夜空に突き刺さった。「もう最高。こんなにうれしいことはない」。この日の主役は明らかにDF阪田章裕だった。
まず後半23分。相手GKがはじいたセンタリングのこぼれ球を、右足インサイドで華麗に蹴り込んだ。「なぜかボールが来そうな予感があった」。Jリーグ6年目での初ゴールは「非常に大きな1勝」(田坂和昭監督)を呼び込む決勝弾となった。
その17分後の終了間際。FW木島悠の粘りで得たゴール左前のFKから、前線に詰めていた背番号「3」が今度はヘッドでゴールマウス右へ。岐阜に引導を渡す追加点は、大分にとって今季初の連勝を決定付ける祝砲となった。
昨年、湘南ベルマーレに戦力外通告を受けて大分に来た。攻撃的な「田坂サッカー」を後方で支え、体を張ったプレーと1対1の強さで最終ラインを守る。試合終了後は仲間から一斉に“ハグの嵐”を受けるなど、今やチームに欠かせないムードメーカー的なキーマンでもある。
職人肌のセンターバックは笑った。「1試合で2得点は…もしかしたら小中学校以来かもしれない。点を取ったこともうれしいし、0点に抑えたことにも満足している。今日は本当に最高の一日です」
2連勝で波に乗る大分は次節(4月1日)にホームで愛媛と戦う。「チームは確実に成長している。この勢いで次も必ず勝ち点3を取りたい」と阪田。
目指すは田坂体制で初となる3連勝だ。(東京支社)
【大分2―0岐阜評】大分は少ない好機を確実に生かし、快勝した。
前半は両チーム共に安定感を欠く展開。大分は後半の大事な時間帯に木島、森島を相次いで投入。攻撃の形が増えたことでリズムが生まれ、阪田の2得点に結び付いた。守備も最後まで安定、初勝利を狙う岐阜を零封した。
J'sGOALのレポート
◆【J2:第5節 岐阜 vs 大分】レポート:同じ采配でくっきり分かれた明暗。岐阜、今季初白星ならず。(12.03.26)
3月25日(日) 2012 J2リーグ戦 第5節
岐阜 0 - 2 大分 (18:04/長良川/2,539人)
得点者:68' 阪田章裕(大分)、84' 阪田章裕(大分)
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大分は【3-4-3】と言うよりは【3-4-1-2】の形で立ち上がり仕掛けてきた。スリートップというより、小手川宏基とチェ・ジョンハンの前線の2枚が、岐阜のCBとサイドバック、ボランチとサイドバックのギャップを狙い、さらに後方からトップ下気味に位置取りをした土岐田洸平がバイタルエリアのスペースでボールを受けて起点となったり、自ら仕掛けていく狙いだった。
岐阜はこれまでの試合でCBとサイドバックのギャップを多く狙われた。ホームの草津戦でもうまく守れていたが、数少ないピンチはこのギャップを突かれてのものだった。だが、ここは池田昇平と金東權の両CBがお互いのポジショニングを意識して、小手川とチェ・ジョンハンに対して、必ず体を寄せて自由を奪うと、服部年宏と金正賢のダブルボランチもすぐにプレスバックしてボールを奪い取るだけでなく、バイタルエリアのスペースをつぶして、土岐田にも自由を与えなかった。
「前回の試合に比べたら、岐阜はアグレシッブにボランチが抑えてきた。岐阜のプレスが連動していたので、うまくいかなかった。でも徐々にワイドを使って攻めることが出来るようになって、本来の形が出来るようになった」と、田坂和昭監督が語った様に、大分はギャップをうまく突けないと見るや、すぐさま本来のスリートップの形に戻し、岐阜のDFラインに対して人数を割いてきた。だが、大分は前線の3人でボールが収まらず、岐阜のブロックディフェンスを切り崩せない。
岐阜も守備では陣形が整うが、肝心の攻撃が組み立てられない。ブロックディフェンスの代償で、ダブルボランチが低い位置にあり、ボールを奪っても、前線の佐藤洸一に効果的なボールを送れず、さらに送っても佐藤に収まりきらず、大分同様に長いボールをはじかれては、ボールをロストする展開が続いた。
前半のスコアレスドローはお互いの攻撃の手数を考えれば、必然の流れで、両チームとも守備の意識が高いと言えるが、裏を返せば共に攻撃が単調で変化がなかったと言えるものであった。
後半、岐阜の行徳浩二監督は、前線でターゲットになり切れなかった佐藤に代え、梅田直哉を投入し、61分にはMF廣田隆治に代えて、ドリブルで切り崩せるFW地主園秀美を投入。だが、状況打破には至らなかった。
そして大分もテコ入れを図る。62分に小手川に代えて、前線でかき乱せる木島悠を投入。さらに68分にはチェ・ジョンハンに代えて、怪我明けの森島康仁を投入。森島を前線のターゲットにして、2列目を木島と土岐田が動き回ることで現状打破を図った。
岐阜と同じ狙いの選手交代をすると、直後の68分に思わぬ形で結実する。右センターライン付近でFKを得ると、土岐田がペナルティーエリア内に待ち構えた森島へロングボールを送り込む。これに対し、GK多田大介が飛び出してパンチングでクリア。しかし、パンチングしたボールは弱く、DF阪田章裕の下へ。ペナルティーエリアギリギリまで飛び出した多田の位置をよく見て、ダイレクトでループ気味のミドルシュート。これが無人のゴールに吸い込まれていった。
皮肉にも双方が現状打破に打った手の末に、思わぬ形で明暗くっきりとなってしまった。岐阜としてはリスクを懸けてでも1点を取りに行かなければいけなくなり、大分は守備を現行通り進め、攻撃は前線に残した森島をターゲットにして、セカンドを運動量豊富な木島悠に託せばいい。68分まで拮抗してどっちつかずだった試合運びは、俄然大分優位となってしまった。
そして、84分、左FKからDF阪田章裕がフリーでヘディングシュートを叩きこんで、勝負あり。最後はお決まりの形で決着がついてしまった。
大分は悪いながらにも掴んだ敵地の勝点3。岐阜は現状打破を出来ぬまま、自滅に近い形で迎えてしまったホームでの黒星。低調な内容の末に明暗がくっきり分かれてしまったのは、非常に皮肉なことであった。
以上
2012.03.25 Reported by 安藤隆人
NHK放送記事
◆トリニータ初の2連勝
サッカー、Jリーグ2部、J2の大分トリニータは25日、アウェーで、FC岐阜に2対0で勝ち、今シーズン初の2連勝です。
ここまで2勝2敗で10位のトリニータは、まだ勝ちがない19位のFC岐阜と対戦しました。
トリニータは前半のシュートがわずか3本で、ほとんどチャンスを作れませんでしたが、後半23分、ディフェンダーの阪田章裕選手が、相手がクリアしたボールを右足で合わせて先制しました。
さらに後半39分には、フリーキックから、またも阪田選手がヘディングシュートを決めて追加点をあげ、トリニータは2対0で勝利しました。
トリニータは、今シーズン初の2連勝です。
トリニータの次の試合は、来月1日の日曜日、午後4時から、ホームの大分銀行ドームで、愛媛FCと対戦します。
03月26日 08時17分
昨日の岐阜戦は阪田選手の初ゴールがありました。サッカーに真剣に取るんで来た結果が、昨日の2ゴールにつながったと思う。守備に攻撃にこれからも活躍してくれることを期待しています。
<岐阜新聞>
◆FC岐阜、零敗 ホームで大分戦

岐阜×大分=後半21分、右サイドを崩し、攻撃の起点となった途中出場の地主園(左)=長良川競技場
<FC岐阜0─2大分>
J2第5節の第2日は25日、残り10試合を行い、FC岐阜はホームの長良川競技場(岐阜市)で大分と対戦、0―2で敗れ白星をまた逃した。通算成績は2分3敗で、勝ち点2の21位。
岐阜はボールの出し手と受け手の連係が不十分で前線での起点をつくれなかった。後半23分、ゴール前でGK多田のパンチング後のこぼれ球を押し込まれ失点。同39分にも失点し、勝負を決められた。
岐阜の次節は4月1日、アウェーの熊本市水前寺競技場で、熊本と対戦する。
<大分合同新聞>
◆【トリニータ】今季初の連勝
[2012年03月26日 10:28]

【大分―岐阜】前半、相手と競り合う大分のDF作田(4)=岐阜県長良川競技場
J2第5節最終日(25日・ニッパツ三ツ沢球技場ほか=10試合)唯一4連勝だった湘南は3―3で熊本と引き分けた。甲府は横浜FCを下し、4勝1敗。横浜FCの山口新監督は黒星発進で、45歳の三浦がJリーグ最年長出場記録を更新した。
大分は岐阜市の岐阜メモリアルセンター長良川競技場で岐阜と対戦。2ー0で勝ち、今季初の連勝を飾った。
大分は第6節の4月1日午後4時から、大分市の大分銀行ドームで愛媛FCと対戦する。
難しい試合だった
田坂和昭監督の話 プレッシャーの掛け合いが続くなど難しい試合だった。(勝負が)どっちに転んでもおかしくない中、選手がよくボールに食らい付き、少ないチャンスをものにできた。昨年よりも成長している証しだと思っている。
「苦労人」の拳が2度、岐阜の夜空に突き刺さった。「もう最高。こんなにうれしいことはない」。この日の主役は明らかにDF阪田章裕だった。
まず後半23分。相手GKがはじいたセンタリングのこぼれ球を、右足インサイドで華麗に蹴り込んだ。「なぜかボールが来そうな予感があった」。Jリーグ6年目での初ゴールは「非常に大きな1勝」(田坂和昭監督)を呼び込む決勝弾となった。
その17分後の終了間際。FW木島悠の粘りで得たゴール左前のFKから、前線に詰めていた背番号「3」が今度はヘッドでゴールマウス右へ。岐阜に引導を渡す追加点は、大分にとって今季初の連勝を決定付ける祝砲となった。
昨年、湘南ベルマーレに戦力外通告を受けて大分に来た。攻撃的な「田坂サッカー」を後方で支え、体を張ったプレーと1対1の強さで最終ラインを守る。試合終了後は仲間から一斉に“ハグの嵐”を受けるなど、今やチームに欠かせないムードメーカー的なキーマンでもある。
職人肌のセンターバックは笑った。「1試合で2得点は…もしかしたら小中学校以来かもしれない。点を取ったこともうれしいし、0点に抑えたことにも満足している。今日は本当に最高の一日です」
2連勝で波に乗る大分は次節(4月1日)にホームで愛媛と戦う。「チームは確実に成長している。この勢いで次も必ず勝ち点3を取りたい」と阪田。
目指すは田坂体制で初となる3連勝だ。(東京支社)
【大分2―0岐阜評】大分は少ない好機を確実に生かし、快勝した。
前半は両チーム共に安定感を欠く展開。大分は後半の大事な時間帯に木島、森島を相次いで投入。攻撃の形が増えたことでリズムが生まれ、阪田の2得点に結び付いた。守備も最後まで安定、初勝利を狙う岐阜を零封した。
J'sGOALのレポート
◆【J2:第5節 岐阜 vs 大分】レポート:同じ采配でくっきり分かれた明暗。岐阜、今季初白星ならず。(12.03.26)
3月25日(日) 2012 J2リーグ戦 第5節
岐阜 0 - 2 大分 (18:04/長良川/2,539人)
得点者:68' 阪田章裕(大分)、84' 阪田章裕(大分)
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大分は【3-4-3】と言うよりは【3-4-1-2】の形で立ち上がり仕掛けてきた。スリートップというより、小手川宏基とチェ・ジョンハンの前線の2枚が、岐阜のCBとサイドバック、ボランチとサイドバックのギャップを狙い、さらに後方からトップ下気味に位置取りをした土岐田洸平がバイタルエリアのスペースでボールを受けて起点となったり、自ら仕掛けていく狙いだった。
岐阜はこれまでの試合でCBとサイドバックのギャップを多く狙われた。ホームの草津戦でもうまく守れていたが、数少ないピンチはこのギャップを突かれてのものだった。だが、ここは池田昇平と金東權の両CBがお互いのポジショニングを意識して、小手川とチェ・ジョンハンに対して、必ず体を寄せて自由を奪うと、服部年宏と金正賢のダブルボランチもすぐにプレスバックしてボールを奪い取るだけでなく、バイタルエリアのスペースをつぶして、土岐田にも自由を与えなかった。
「前回の試合に比べたら、岐阜はアグレシッブにボランチが抑えてきた。岐阜のプレスが連動していたので、うまくいかなかった。でも徐々にワイドを使って攻めることが出来るようになって、本来の形が出来るようになった」と、田坂和昭監督が語った様に、大分はギャップをうまく突けないと見るや、すぐさま本来のスリートップの形に戻し、岐阜のDFラインに対して人数を割いてきた。だが、大分は前線の3人でボールが収まらず、岐阜のブロックディフェンスを切り崩せない。
岐阜も守備では陣形が整うが、肝心の攻撃が組み立てられない。ブロックディフェンスの代償で、ダブルボランチが低い位置にあり、ボールを奪っても、前線の佐藤洸一に効果的なボールを送れず、さらに送っても佐藤に収まりきらず、大分同様に長いボールをはじかれては、ボールをロストする展開が続いた。
前半のスコアレスドローはお互いの攻撃の手数を考えれば、必然の流れで、両チームとも守備の意識が高いと言えるが、裏を返せば共に攻撃が単調で変化がなかったと言えるものであった。
後半、岐阜の行徳浩二監督は、前線でターゲットになり切れなかった佐藤に代え、梅田直哉を投入し、61分にはMF廣田隆治に代えて、ドリブルで切り崩せるFW地主園秀美を投入。だが、状況打破には至らなかった。
そして大分もテコ入れを図る。62分に小手川に代えて、前線でかき乱せる木島悠を投入。さらに68分にはチェ・ジョンハンに代えて、怪我明けの森島康仁を投入。森島を前線のターゲットにして、2列目を木島と土岐田が動き回ることで現状打破を図った。
岐阜と同じ狙いの選手交代をすると、直後の68分に思わぬ形で結実する。右センターライン付近でFKを得ると、土岐田がペナルティーエリア内に待ち構えた森島へロングボールを送り込む。これに対し、GK多田大介が飛び出してパンチングでクリア。しかし、パンチングしたボールは弱く、DF阪田章裕の下へ。ペナルティーエリアギリギリまで飛び出した多田の位置をよく見て、ダイレクトでループ気味のミドルシュート。これが無人のゴールに吸い込まれていった。
皮肉にも双方が現状打破に打った手の末に、思わぬ形で明暗くっきりとなってしまった。岐阜としてはリスクを懸けてでも1点を取りに行かなければいけなくなり、大分は守備を現行通り進め、攻撃は前線に残した森島をターゲットにして、セカンドを運動量豊富な木島悠に託せばいい。68分まで拮抗してどっちつかずだった試合運びは、俄然大分優位となってしまった。
そして、84分、左FKからDF阪田章裕がフリーでヘディングシュートを叩きこんで、勝負あり。最後はお決まりの形で決着がついてしまった。
大分は悪いながらにも掴んだ敵地の勝点3。岐阜は現状打破を出来ぬまま、自滅に近い形で迎えてしまったホームでの黒星。低調な内容の末に明暗がくっきり分かれてしまったのは、非常に皮肉なことであった。
以上
2012.03.25 Reported by 安藤隆人
NHK放送記事
◆トリニータ初の2連勝
サッカー、Jリーグ2部、J2の大分トリニータは25日、アウェーで、FC岐阜に2対0で勝ち、今シーズン初の2連勝です。
ここまで2勝2敗で10位のトリニータは、まだ勝ちがない19位のFC岐阜と対戦しました。
トリニータは前半のシュートがわずか3本で、ほとんどチャンスを作れませんでしたが、後半23分、ディフェンダーの阪田章裕選手が、相手がクリアしたボールを右足で合わせて先制しました。
さらに後半39分には、フリーキックから、またも阪田選手がヘディングシュートを決めて追加点をあげ、トリニータは2対0で勝利しました。
トリニータは、今シーズン初の2連勝です。
トリニータの次の試合は、来月1日の日曜日、午後4時から、ホームの大分銀行ドームで、愛媛FCと対戦します。
03月26日 08時17分
昨日の岐阜戦は阪田選手の初ゴールがありました。サッカーに真剣に取るんで来た結果が、昨日の2ゴールにつながったと思う。守備に攻撃にこれからも活躍してくれることを期待しています。
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