U-23はニュージーランドに最後の最後に追いつかれてしまった。何とも言いようのない敗戦同様の引分である。
恥ずかしい試合の結末である。
今までいろいろ準備してきたけれど、たった一つのミス(ほころび)で台無しにしてしまった。
その点、なでしこは順調に行っているようだが、これとて安心できる内容ではないようだ。もっと細かな点を詰めていかないと肝心なときにミスが起きて、失点や敗戦につながる。
いずれにしても与えられた時間が迫ってくるし、練習試合も限りがあるが、出来る限り細かな点まで含めて調整して欲しいものだ。
「 ガンバレ!! 日本 」
---/ スポーツ報知より
関塚ジャパンにブーイング!壮行戦で赤っ恥!後半ロスタイムに失点ドロー

がっくりと肩を落としながら場内を一周するUー23日本代表イレブン(左から徳永、山村、清武、東)

五輪出場に向け、あいさつを行った関塚監督

村松(右)に活を入れる権田〈1〉
◆キリンチャレンジカップ2012 U23日本1─1U23ニュージーランド(11日・国立競技場) ロンドン五輪男子代表は、ニュージーランド五輪代表を国立競技場に迎えて壮行試合を行ったが、後半ロスタイムの失点で1―1で引き分けた。後半26分に途中出場のFW杉本健勇(19)=東京V=が、関塚ジャパン初ゴールを挙げたが、最後の最後にミスから追いつかれた。試合後は観客席からブーイングが飛び、殺伐とした雰囲気が漂っていた。
前代未聞の光景だった。壮行試合を終えた国立のピッチの上。関塚監督がマイクの前に立ってスピーチを始めると、指笛がスタンドのそこかしこから鳴った。硬い表情で「これからも温かいご声援、お願いします」。そう張り上げた声はブーイングにかぶせられた。五輪本大会へ出陣する関塚ジャパンを送り出したのは、あまりにも殺伐とした空気だった。
内容は悪くない。だが、結果がお粗末だった。大津の1トップに清武、東、永井が2列目に並ぶ布陣は、序盤から相手を圧倒して決定機の山を築いた。前半は無得点に終わったが、後半26分にFW杉本がようやく先制点。だが後半ロスタイム、途中出場のMF村松が不用意なパスをカットされると、ゴール前に持ち込まれてFWルーカスに同点弾を許した。これが、この試合2本目のシュート。「自分のミスでの失点。つらかったです」と村松。明らかな格下の相手を内容で圧倒したが、結末は1―1のドロー。「なでしこ」快勝で沸きに沸いた会場の空気が、一気に冷えた。
試合後、沈んだ表情の村松の胸ぐらをGK権田がつかんだ。「みんな見てる前で落ち込むな。切り替えろ」。そうゲキを飛ばしていた。「壮行試合でこんな試合をしたら、ブーイングは仕方ない。本当にヤバイと全員が意識していると信じていますが…。これが壮行試合でよかった、と思っている選手がいたらダメ」。守護神は厳しい表情で奮起を促したほど、ショッキングな結果だった。
「本大会でこういう試合をやったら勝ち点を失う。チームを締めていきたい」。会見場に現れた指揮官の顔は、少し青ざめていた。交代カードは5枚。バックアップメンバーのFW山崎、MF米本を正メンバーのFW斎藤より先に投入したことは、「ラスト10分の起用で斎藤がどうプレーするか見たかった」と指揮官は説明。多くの選手に雰囲気を味わわせる目的もあり、失点は大幅にメンバーが入れ替わった後。それでも、この結果に終わった意味は重い。連係を強化し、自信を取り戻す。本番までの短い時間の中で、関塚ジャパンは立て直しを迫られている。
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