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誠実な怠惰(SEIJITSU na TAIDA)

2019年08月01日 12時25分25秒 | しなゆかに愉しみながら
・以前に「何も悪いことはしていない」と言う人について書いていました。

 「当たり前の事をしているだけ」と言う人達は、
「義を為すは、毀(そしり)を避け誉れに就くに非ず」(墨子)を地で実践している
であろうと想われる人たちがよく使う言葉で、さしずめそんな人達の口から出て
くる…常套句…と言っても差支えの無いものですが、
 それに反してか、そうじゃないであろうと想われる人たちがよく言う言葉に、
「何も悪いことはしていない(していません)」が在って、そういう人たちは「当たり前の事」
(当然・必然の役割)もしておられないような氣がします。・・・としておりました。

~それで、今回は何を言いたいのかと言うと!
「何も悪いことはしていない」と言う人で、「やることはやってる」と言う人です。
ちょっと前に林先生がTV(今でしょ)の中で言っていた言葉なんですが、
『誠実な怠惰』について説明させてください。

 誠実 = 偽りがなく、まじめなこと。真心が感じられるさま

 怠惰 = なまけてだらしないこと。また、そのさま。

※この意味を踏まえての『誠実な怠惰』となると、その意味ですが!

 【誠実な怠惰】
・まじめに、いつわりなく、ちゃんとやっているんだと想います。(本人は!)
だけど、だからこそ・・・手を抜かれているとしか思えない。(周囲の者は!)
「最後までやりとげなくても良いかな~」と考えて「これで良いよな~」とか!
そのレベルなのに「やりました」と言う。(言ってのける-小学校低学年の掃除とか)
(幼稚と言うか、自分を客観視できないのか、今まで意見してくれる人が居なかったのか)
つまり、表面上は確かにやっているので「誠実」ではあるけれど、中身がいい加減なので
「不誠実」と言うよりも、「誠実な怠惰」としか受け取り様が無くなってしまう。
さらに、自分を客観視しないタイプの人はそこから一切向上することもない。

 つまり、そんな人達がやっているのはハッキリ言うと表面だけなので、
そこに真心は含まれては居ないから、真の誠実とは言えない。
でも、世の中いろんな人たちが居ます。コンビニの気の利かないマニュアル100%店員とか、
高慢ちきな専門店の店員とか、不愛想極まりない近所のオバちゃまとか、他人を自殺まで
追い込むクレーマーペアレンツとか、それらを全部相手にしていたら心身が持ちません。


何も悪いことはしていない」&「やることはやってる」と言う人、
自分もその一人なのかも知れません。(自分が氣付かないだけで)
氣付かない処で『誠実な怠惰』をやっているのかも知れません。
(世の中のホトンドの人達は、「誠実な怠惰」な部分を20%は持ってます。) 

そんなに氣を張る必要は無いのかもしれませんが、
真心を込めた本当の意味での『誠実』な人、
「当たり前の事をしているだけ」と毅然と言える人で在りたい
・・・そう想わさせられるNEWSがやたら多いな~と感じつつ。



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