10年前の今日…
私は八戸市の隣町『五戸町』の施設で仕事をしていました。
そして、2時46分突然襲ってきた震度5強の強くて長い揺れ。初めて建物が壊れると思った地震でした。大津波が来るという事を知ったのはラジオからでした。
停電のため、状況が掴めないまま自宅に帰れたのは夜19時過ぎ。もちろん家の中はぐちゃぐちゃでした。
多くの尊い命が犠牲になり、胸が締めつけらる思いでした。そして、改めて自分の無力さに気づかされた出来事でした。
現在、長女が結婚して宮城県の塩釜市に住んでおりますが震災時、そこに住んでいたとしたら…と思うだけで胸が詰まります。実際に被災にあわれた方の気持ちには…到底なれるものではありません。なので、数日前から3.11に関する番組は出来るだけ見るようにし、それによって、これからいつ来るか分からない災害に対し真剣に考え、防災に努めなければならないと思いました。
大切な人を亡くされた沢山の方々が今…
10年経って、色々な気持ちを抱え前へ…未来へ進んでる姿を見て…逆に力を頂いたように思えます。
10年前の被災地の子供達が現在、自衛官や消防士、海上保安官等の職業に就き、復興の為に頑張ってる姿には本当に胸打たれました。
そして、インタビューを受けていた若い男性が『何気ない日常こそが贅沢…』
この言葉が胸に突き刺さりました。
大勢の尊い命が犠牲になってしまいましたが…この魂がいつかまた生まれ変わり元の家族と一緒になれますように…。