連日の酷暑
今年はお墓参りに全く行けず、瀬戸内の小さな猫の島に眠る父母はどうしてるだろ。
島には私の姉になる人のお墓もある。高校3年の夏、事実を知った。みんななぜか隠していた。
享年ニ歳…満洲から帰った父のリュックサックには布おしめがいっぱいだったとか…
ロシア兵に靴とタバコをあげた代わりに
シベリアに行く列車に乗るなと教えてもらったらしい。中国語を少しだけ私に教えた…
姉が生きて帰っていれば、私は存在しないわけで…
母は看護婦で戦地を希望したらしいけど、病院に残された。後輩指導のために…
終戦時は腸チフスに罹って生死を彷徨ったようだけど
たくさんの尊い生命が消えてしまった戦争
いろいろな意見があるけど、私は武器は持たない、持たせない。死なない、殺さない。逃げて、生きる道をさがす。
力強く生きてくれた父母のためにも…