岡山高教組の365日

岡山県立の高等学校・特別支援学校の教職員組合です。 「支えあい・助けあい・高めあう」ことが私たちの活動の原点です。

高教組 第75回定期大会を開催しました

2017年06月13日 | 岡山高教組のとりくみ

今年の定期大会には、73分会からのべ167人の代議員が参加しました。
提案された議案はすべて賛成多数で可決・成立しました。
来賓には、顧問弁護士の則武透さん、全日本教職員組合書記長の小畑雅子さんをお迎えしました。

討議では、長時間過密労働解消、ネットワーク分離、賃金リンク、組織拡大“プラスワン”を中心に活発な意見交換がなされました。
特に、長時間過密労働では新年度になって職場で病気休職が相次いでいること、ネットワーク分離問題では、IT担当者へのしわ寄せが大きいこと、既に業務への支障が出ている学校も少なくないなど、県教委へ声を届けてほしいという切実な要求が多く出されました。
賃金リンク問題では、どうしても評価を気にしてしまって、管理職や職員会議でものを言うことができなくなってきている、若い人がおかしいと声を上げることは、これから先のことを考えるとどうしても躊躇してしまうだろう、であるならば、退職間近の人間が声を上げるべきではないのか、再任用のことを考えてしまうと迷いもあるが、そこは退職まであと数年…という我々が、おかしいのではないか?やめるべきではないのか?という声を上げるべきところだろう、という力強い呼びかけもありました。
また、職場での地道な声かけ、様々な組織拡大のための補助金を使ってのランチ会での組合紹介など、多忙化がすすむ現場でも工夫して組織拡大を行っている様子なども紹介され、今にも押しつぶされそうな閉塞感の中にも、明るい話題に元気の出る活動交流にもなりました。


土曜日授業や部活動、さまざまな現場でのとりくみにより多忙な中、定期大会へ参加していただいたみなさま、本当にお疲れさまでした。
採択していただいた方針をもとに、2017年度も岡山県の教育、教職員の待遇改善のために奮闘していきましょう!
そしてそのためにも、すべての分会で“プラスワン”を合言葉に、新たな仲間を迎えましょう!


※ 詳細は6月23日(金)発行の高教組機関紙No.1567に掲載。



◆◇◆ 参加者感想(抜粋)◆◇◆

・初めて定期大会に参加し、様々な学校の現状や問題点を知ることができて、とても勉強になりました。
(県は)時間外勤務25%カットを目標にしていますが、そのためには正規教員の増員と作業の効率化などが必要不可欠であると感じました。定数削減やネットワーク分離は、目標とは完全に逆行しており、県教委と県知事が今以上に現場へ耳を傾け、我々の生活にも配慮する必要があると思います。

・教育現場に入って2ヶ月しか経っていないので何もわからない状況です。そのため、県や管理職から通達される業務に疑問や不満を抱くことなく過ごしてきました。しかし、大会に参加することで今の教育現場のどこが問題で、先生方がどんなことに不満を持っているのかを知ることができました。今まで、それが普通なんだと自分に言い聞かせてきたことを、きちんと声に出して意見しても良いことを知ることができました。

・溜まっていた疲労感が、今日一日で前向きなエネルギーに変わったような気がします。

・何十年ぶりに定期大会に参加しました。みなさんの話を聞いて、元気がもらえた感じがします。かつては、職場や飲み会で教育談義を頻繁に言えていたなぁと思い出しました。

・子育てや介護など家庭責任が重い先生は残業ができません。家では教材・テスト作りをこなし、学校では学内でしかできない仕事(分掌など)を必死に終わらせる毎日です。(ネットワーク分離によって)USBが使えないのでは、非常に困ります。教育活動に支障が出るような変革は変だと思います。



開会あいさつをする三上執行委員長


来賓あいさつをする小畑全教書記長


来賓あいさつをする則武弁護士


たくさんの全教各県組織や県内の労組・民主団体などの共闘組織から祝電メッセージをいただきました(ホワイトボード両面分)

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