心の自由

ひとりで飲みに行く

私が密かに計画していたこと

別に大袈裟なことでは無いのだけど

子育て中や仕事で忙しいときは

自分ひとりの時間をとることは

意外に難しいのです

近所の小さな居酒屋に

少し緊張しながら入り

ビールとハイボールを注文

常連さんの視線を気にしつつ

少しづつ会話をする

さっと飲み　さっと帰る

空には月が浮かび

なんとも気持ちの良い自由

こんな日が来るなんて

あっという間に年を重ね

色んな出会いや別れがあり

大きな時間の中を夢中で生きてきた

なんて事ない日の

初めての1人飲みは

なんだか　まだまだ楽しい事があるよ

そんな風に思えた日だったのです

良い習慣

毎年玄関にツバメがやってくる

でも、途中でカラスに狙われて

可哀想な事になる事も多いのです

今年はフンの為の新聞紙を撤去

カラスは地面に敷いてある

新聞紙でツバメの存在を知ると聞いたから

その結果　毎朝　水を流し

ブラシでフン掃除をする事に

その甲斐あったのか

今年は見事にフクフクと太って

元気に飛び立って行きました

朝の水撒きブラシ掃除は

そのまま継続しています

良い習慣をツバメにもらいました

300円

私がまだ鍼灸師の資格を取る前

子供の習い事繋がりの

いわゆる　ママ友がいた

同じ時間を過ごした仲間は

時に笑い

時には慰め合い

今は殆どお付き合いも無くなったが

大切な時間を過ごしてきました

その時に

ある友人に肩凝りがひどいという話を聞き

その時のノリで

肩や背中を揉んだ事がある

その時にとても喜んだ友人は

ポケットから300円を取り出し

お礼したい

ジュースでも買って

本当に楽になったよ

そんな言葉をもらった

あの瞬間

私は思い出した

小さい時に

母に肩を揉み

褒められた事を

他には褒められた記憶はあまりない

小さいながらに

喜ばれる事の嬉しさを知った

300円は

その感情を思い出すには十分だった

そこから

身体の事を学びたい

そんな情熱にかられ

今に至る

あの喜び

感動

忘れてはいけない

一人飲み

久々のお休み

今日は明るいうちから

お酒を飲もうと朝から決めていた

私のお仕事は鍼灸師で

毎日色んな方の話が聞けて

一緒に笑い時には泣き

一人親方ご紹介制方式の良いところは

みんな良い方がいらっしゃるというところ

感謝の日々

とは言え

楽しい　ありがたい

は　大きな傘になり

疲れが見えにくいものだ

というわけで

今日は朝から

好きなツマミを想像し

ハイボール用の氷を買い足し

もう少しだけ夕方になるのを待っている

幸せ？と聞かれたら

間違いなく大きなイエスなのだ

贅沢病

この頃とても贅沢になった

たくさん買い物をするとか

良いものを食べるとか

そういうことではなくて

大好きな事や人たちに囲まれ

そのことが当たり前になってしまった

悲しみや辛さが心のひだの

奥まで染み渡っていた日々もあった

人を羨み

涙を流す時もあった

何が特別に変化があった訳はなくて

単に

年を重ねて

諦めたり

自分で出来る事を少し頑張ったり

そんな事を繰り返し

気分の良い日　悪い日を

波のように繰り返しながら

気が付けば

好きな人たちと出会っていたことに

まんざらでもない日々であるということに

目が向くようになった

幸せだなと思う

そして今

それにも慣れて来た私は

もっと欲しい

そんな欲望オバケが

チラチラ顔を出し始めた

もう十分なはず

何度も感謝してきたのに

足りない気持ちが出てくる

それをエネルギーにして

また上に前にと進むのは

もうやめよう

贅沢病な私を早く克服しなきゃ