娘が自分のバイト代で
ハムスターを買った
小さくてコロコロ走り回る姿に
お顔のニヤニヤが止まらない
黒くてつぶらな目
ピンクの細い指
小さな点のような尻尾
桜貝みたいな耳
そこに命が宿ってる
うちには
先輩の
猫も犬も外にはメダカもいる
つい先日も玄関から
ツバメが巣立ったばかり
生き物が好きで良かったな
欲しいものが手に入るとか
好きな人に会えるとか
願いが叶うという喜びは
確かに大きいし嬉しい
一つ叶うと また一つ
もっと大きくもっとたくさん
それは向上心にも繋がる
でも 人に喜んでもらうということは
もっともっと妖怪にならない
純粋に嬉しいのだ
分かっていても
常に私の頭の中は
もっともっと妖怪が住んでいる
仕方ない
共存するか
そして純粋な喜びである
人な喜んでもらうことも
増やして行こう
もう20年近くお付き合いのある友人と
久々に飲みに行った
彼女は下戸なので車を出してくれる
ありがたい
お互い子育てがひと段落して
それぞれの生活があり
性格も考え方も違うのだけど
彼女の素敵なところは
人の悲しみにピタッと寄り添えるところだといつも思う
私はどちらかと言うと
励まして どうにか 上向きにならないかと言葉をかける
情熱をもってするそのやり方が
私なのだけど
彼女は話を聞き 共に悲しむ
どちらが正解とかは無いのだけど
私のようなやり方で 元気が出る人というのは
多分 もう多少上向いている人なのだと思う
本当に苦しくて ただ涙が流れるだけ
そんな時間を過ごしている時 私のような愛は
傷をつけてしまっているのだと
思うのだ
ほぼ毎日30分だけ習字を書いている
今年に入ってから
思い立ち 実行できている
何事も続かない私が休みつつも
続けている理由は
気持ちが良いから
筆で紙に文字を書くって
気持ちが良いのです
目指す結果もなく
書く
どんなことも
気持ちが良いという快楽要素が無いと
やはり続かない
それから
私の癖である
自分に自信をつけたい
という
小さな承認欲求の賜物なのだ
小学生の時 教科書の隅っこに
パラパラ漫画を描くのが流行ったことがある
私も流行りに乗りいくつか書いてみたりして
確か棒人間のようなものが 走ったて転んで また立ち上がって走り
最後は座り込む
そんな 何もオチのないようなものだったと思う
それでも出来上がるとそれなりに動いて見えて
満足感が得られた
匂い付きの消しゴムが流行ったり
木工用ボンドで文字を書き
乾かしてみたり
子供の頃は たくさんの遊びが
毎日毎日心を占めていた
その時々に何か悩みとかあったのかなぁ
とその頃の自分をこっそり会いに行きたい気持ち