表紙がとてもきれいだったので
手に取った1冊。
本文も横書き、緑のインク
挿絵も美しい。
チリの世界的な詩人、パブロ・ネルーダ(本名ネフタリ・リカルド・レジェス)の少年時代に基づいた創作。
ひ弱な少年ネフタリは、父に否定されながらも
創造することをやめなかった。
力による抑圧より、美しい言葉の力。
図書館好きとしては、図書館とか司書が登場すると反応してしまうのですが・・・
途中登場する司書、
かっこいいなぁ。
「いつだって、今が読書にふさわしい季節さ」
「ほんとうに大切なことなら、やる時間は必ずあるものだ」
「きみに必要なのは、隠れ家だな」
ネフタリに読みたい本を差し出し
それを読める場所まで。
すてきです。
夢見る人
パム・ムニョス・ライアン/作 ピーター・シス/絵 原田 勝/訳 岩波書店 2019年