本日は勉強会
Zoomで開催です。
事前に、青山美智子さんの『お探し物は図書室まで』(ポプラ社)を読み、
ポプラ社主催の「図書館マルシェ」で行われた
青山美智子さんのトークショーや
椎葉村交流拠点施設Katerie 椎葉村図書館「ぶん文Bun」の
1周年記念イベント「青山美智子さんオンライントークショー」の様子が
YouTubeで公開されているので
そちらも視聴するなどして集まり、意見交換をしました。
『お探し物は図書室まで』は
小学校に併設されているコミュニティハウスの中にある小さな図書室が舞台。
人生に悩む人たちがここを訪れ、
本との出会いでそのモヤモヤを晴らしていくというストーリー。
そこで重要な役割を果たしているのが、司書です。
「パソコンの使い方が載っている本」という質問に対し
パソコン関係の本を選ぶのは当然ですが
そこにおまけの1冊
「ぐりとぐら」
そして羊毛フェルトのおまけ
その手渡したものがその人の悩みを解決していきます。
司書の仕事は
どんなきっかけであれ
一歩図書館へ入ってきた人が
何もなかったな・・と帰ることがないように
必要なものを受け取ることができるようにすること。
聞かれたら答えるだけでなく
探しやすい棚作り、司書に話しかけやすい雰囲気作り
検索などで本を探しやすくする工夫などが必要で
誰でもいればいいってことではないんですね。
この探し物のお手伝いをするという「レファレンスサービス」
他に関連資料の紹介
神奈川県立川崎図書館 高田高史さんの著書
『図書館が教えてくれた発想法』(柏書房)
『図書館のプロが伝える調査のツボ』(柏書房)
『図書館で調べる』ちくまプリマー新書(筑摩書房)
レファレンスをテーマにした漫画
「夜明けの図書館」(全7巻 埜納タオ 双葉社)「図書館の主」(全15巻 篠原ウミハル 芳文社)
レファレンスサービスを知ってもらうきっかけになればということで作ったという
福井県立図書館の「覚え違いタイトル集」
こんなことも聞いていいんだと、レファレンスサービスの敷居をさげられたらということでした。
ウェブで公開されていますので
見てみてください。
次回は10/4
本と図書館の歴史 ラクダの移動図書館から電子書籍まで(モーリーン・サワ/文 ビル・スレイヴィン/絵 宮木 陽子・ 小谷 正子/訳 西村書店 2010年)を取り上げます。
参加者 5人