図書館、行く?

本の紹介~3.11 福島

3月11日で東日本大震災から10年

何が起こったのか知らなくてはいけないし

忘れてはいけないことだなと思います。

 

百年後を生きる子どもたちへ  -「帰れないふるさと」の記憶- 
豊田 直巳/写真・文 農山漁村文化協会 2020年

浪江町津島

原発事故によりふるさとに帰れなくなった

放射能により想い出の品も持ち出せなくなった

誰も住まなくなったふるさとが森になってしまっても

故郷の記憶を残しておくために記録集を作ることになったそうです。

写真絵本

 

春を待つ里山  -原発事故にゆれるフクシマで- 
会田 法行/文  山口 明夏/写真 ポプラ社 2011年

原発事故により生活を奪われた人たちの姿を写真とともに伝えています。

 


死の淵を見た男  -吉田昌郎と福島第一原発- 角川文庫
門田 隆将/著 KADOKAWA 2016年

原発がいいとか悪いとかではなく

福島第一原発で、あの時に何が起こったのか

当事者たちの証言で綴られています。

 

ふくしまノート 1~3 井上きみどり/著 竹書房 2013~2017年

福島でしか売っていない本ではないのですが、旅先で3冊まとめて買ってしまいました。

原発、風評被害、失業、子どものこと・・・それぞれいろいろな問題を抱え

避難する人もいれば残る人もいて、それぞれの思いがあり・・・。

 

家族写真  -3.11原発事故と忘れられた津波- 笠井千晶/著 小学館 2020年

福島県南相馬市萱浜地区

震災前はおよそ300世帯が暮らしていたが

津波に一面さらわれ、77人の方が犠牲になったという

著者はそこへ5年半通い、撮りためた映像でドキュメンタリー映画をつくり

各地で上映

被災した方々の現実

まだ物語は続いている

 

ルポ母子避難  -消されゆく原発事故被害者- 岩波新書
吉田 千亜/著 岩波書店 2016年

放射能から子どもを守りたいと避難する人

故郷を守らねばととどまる人

避難は必要ないという政治

それぞれの立場で、さまざまな主張はあるが

だれもが安心して暮らせる環境を手に入れることが

当たり前ではない現実がある

 

おいで、一緒に行こう  -福島原発20キロ圏内のペットレスキュー- 
森 絵都/著 文藝春秋 2012年

立ち入りが禁止された原発20キロ圏内

そこに残された動物たち

その動物たちを救おうとした人たち

 

原発事故で、生きものたちに何がおこったか。
永幡 嘉之/写真・文 岩崎書店 2015年

人が住まなくなったことや、放射能、除染により

植物、昆虫、動物・・生き物たちにおこった様々な影響

 

知ろうとすること。  新潮文庫
早野 龍五・糸井 重里/著 新潮社 2014年

早野さんは福島第一原発の事故後

情報が錯綜する中、科学的データをもとに事実を分析し発信していました。

科学的に考えること、事実を知って正しく怖がることの大切さを伝えています。

 

チェルノブイリと福島  -人々に何が起きたか 写真記録- 
 広河 隆一/編著 デイズジャパン 2016年

写真で被害の状況を伝えています。

 

フクシマ・ノート  -忘れない、災禍の物語- 
ミカエル・フェリエ/著  義江 真木子/訳 新評論 2013年

日本在住のフランス人作家の手記

 

いのちをつなぐ  -セラピードッグをめざす被災地の犬たち- 
大木 トオル/著 岩崎書店 2012年

殺処分が決まった被災犬たちを保護し、セラピー犬として育成していく

 

希望の牧場 
森 絵都/作  吉田 尚令/絵 岩崎書店 2014年

福島第一原発警戒区域に取り残された「希望の牧場・ふくしま」のことをもとにして

作られた絵本。

殺処分が進められる中、被爆した牛たちを飼い続けました。

 

こぶたものがたり  -チェルノブイリから福島へ- 
中澤 晶子/作  ささめや ゆき/絵 岩崎書店 2016年

チェルノブイリと福島

それぞれこぶたをかわいがっていた少女

原発事故でこぶたを置き去りにしなければならなかった

2人と2匹の物語

 

ほうれんそうはないています 
鎌田 實/文  長谷川 義史/絵 ポプラ社 2014年

ほうれんそうも牛乳もカレイも

食べてもらえない。

原発事故によりもたらされる怒りや悲しみが伝わってきます。

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