図書館、行く?

ねずみの本 番外編

いそまるだより41号に、ねずみの本を紹介していますが、
その本を選ぶときに、何冊か読み比べて選んだりしています。
ここでは、惜しくも会報には掲載されなかった本をお届けします!


川べのゆかいな仲間たち
ケネス・グレアム原作  鈴木悦夫 文  鈴木まもる 絵  講談社  1993年

ある春の日、モグラくんは地下からとびだして川べにやってきます。そして、ネズミさんにあい友だちになります。
アナグマ先生、カエルぼっちゃま、モグラくん、カワウソたちとするぼうけんはとてもたのしいです。
*「たのしい川べ」(1908年刊)の改題


風の歌を聴け 1979年 講談社
1973年のピンボール 1980年 講談社
羊をめぐる冒険 1982年 講談社

村上春樹の「鼠三部作」
「僕」とその友人「鼠」の物語。

ラットマン
道尾秀介著 光文社 2008年

同じ事象でも、自分の思い込み、とらえ方によって違ってみえる。
事件の真相は? 何度も騙されます。

ねずみに支配された島
ウィリアム・ソウルゼンバーグ著 野中香方子訳 文藝春秋 2014年

島の固有種が、外来生物に脅かされ、絶滅の危機に瀕している。この事態を食い止めるために取った作戦は?
生物多様性って?人間って?いろいろ考えさせられる。

ネズミ
ミゲル・デリーベス著 喜多延鷹訳 彩流社 2009年

1950年代のスペインカスティーリャ地方
ネズミ捕りの息子、ニーニを通して貧しい村の生活を描く。

ゾウの時間ネズミの時間
本川達雄著 中央公論社 1992年

ロングセラーのこちらは、ご存じの方も多いかもしれません。
ゾウにはゾウの時間、ネズミにはネズミの時間、体のサイズに応じた時間がある。
改めてサイズから考える生物学を楽しめます。

子ども向け『絵とき ゾウの時間とネズミの時間』 (福音館書店)もあります。

ぐりとぐら
中川李枝子さく 大村百合子え 福音館書店 1967年

外国の絵本の様な横長の白い表紙の装丁はとても独創的で、青いズボンと赤いズボンのぐりとぐらがなんとも愛らしい。ふんわりととても大きなカステラの絵は私たちを空想の世界へ運んでくれます。うさぎもライオンもゾウも森の動物たちみんなでカステラを分け合って食べるシーンはユートピアを描いていて、私たちを幸福感で包んでくれます。「ぐりとぐら」シリーズの第1作目で、なんと227刷の大ベストセラーです。

藤田浩子のハンカチでおはなし
藤田浩子編著 保坂あけみ絵 一声社 2017年

ハンカチで作るネズミの作り方。そのネズミを使っての遊び方や、ネズミ→ハンドバック→大根→元に戻って四角になる変身ネズミも楽しい。ハンカチの他にも、トリコットハーフと言う薄い布や、ふろしきを使っての遊び方も色々出ています。
ハンカチ一枚で待ち時間が楽しくなる。たまにはこういう遊びもいいかもしれません。

アームストロング 宙飛ぶネズミの大冒険
トーベン・クールマン作 金原瑞人訳 ブロンズ新社 2017年

月に魅せられた小ネズミが、宇宙を目指します。
『リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険』『エジソン ネズミの海底大冒険』もどうぞ。
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