6月23日の慰霊の日に
太平洋戦争末期の沖縄が舞台の物語ということで
読んでみました。
正吉とヤギ
塩野米松/文 矢吹申彦/絵 福音館書店 2021年
ある南の小さな島に暮らす6才の正吉の家に、
生まれてまもない子ヤギがやってきます。
父と兄は戦場へ、
母も大きな島に働きにでていて
寂しい思いをしていますが
おじいとおばあに見守られ
ヤギとともにゆったりと幸せな時間が流れます。
けれども確実に戦争の足跡が近づいてきて
その幸せを奪っていくのです。
何ともいえぬ悲しい気持ちが
襲ってきます。