東京こころ

心のこえ

”橋下”の勝利から思うこと

2011-11-28 | Weblog
「大衆は無理解ですぐ忘れてしまう。
 だから理性で説得するのではなく、
 演説の内容は最低レベルの
 知的水準の者がわかるぐらい単純化されなければならない

 一般市民は我々が想像する以上に原始的である。
 したがってプロパガンダは常に単純な繰り返しでなければならない。
 諸問題を簡単な言葉に置き換え、
 識者の反対などものともせずに、
 その言葉を簡明な形で繰り返し繰り返し主張する者こそ、
 世論に影響を与えるという最終的な結果を残すことができる」


上記は独裁者達の共通認識

似ているな~
橋下式思考と・・

そして彼の掲げる教育理念は
”大阪府教育基本条例案”から見ると・・

  三 他人への依存や責任転嫁をせず、
    互いに競い合い
    自己の判断と責任で道を切り開く人材を育てること
  
  四 不正を許さず、
    弱者を助ける勇気と思いやりを持ち、
    自らが社会から受けた恩恵を
    社会に還元できる人材を育てること
   
  五 我が国及び郷土の伝統と文化を深く理解し、
    愛国心及び郷土愛に溢れるとともに、
    他国を尊重し、国際社会の平和と
    発展に寄与する人材を育てること
  
  六 グローバル化が進む中、
    常に世界の動向を注視しつつ、
    激化する国際競争に迅速的確に対応できる、
    世界標準で
    競争力の高い人材を育てること
    (以上は基本理念第2条・3~6項抜粋)

ところで、
宇沢弘文氏「社会的共通資本論」によると
「共同体の存立に必要不可欠なものは
 社会的共通資本と呼ばれ
 専門家による
 専門的な管理運営にゆだねるべきであって
 そこに政治と市場は関与してはならない
 なぜなら
 政治と市場は子供たちに
 成熟しないことを要求するから



市場とは
賢い消費者を歓迎しない
何も考えずに
皆が同じ物を
沢山買ってくれるのが
一番効率的だから

そして
橋下氏の教育理念には、
”政治&市場”がてんこ盛り

グローバル・国際競争

無垢な子供たちを
良い方向にも
悪い方向にも
もって行くのは教育

愛国心のない者=非国民
という流れを
再び作ろうとしている
彼の教育理念

君が代を歌う歌わないの自由は
公務員にはないと言い切る橋下氏
だが当然一般市民にも
歌う歌わないの選択肢はなくなるだろう

(石原拒否の)
東京都民の私ですが
大阪府民の投票行動を
批判出来ないな~


閉そく感漂い過ぎの日本で、
”何とかして欲しい!”
の民衆の心を
いとも簡単に掴んでしまった
橋下氏のヒットラーにも勝る
選挙手法に軍配が上がったのだから


長い、
長~い自民党政権に
とうとう我慢の限界で
民主党政権に・・
ところが
これが失望の始まりだった・・

もう何処にもやり場のない
市民の気持ちの救いあげ先に
彼、橋下氏が居たのだろう・・


何ともやり切れないが
独裁者登場を阻止するには、
個々人が
安易に助けを請うのではなく
己と対峙することしかない

誰か一人の人物に
全てを託すのを止めること
理性的に考えるくせをつけよう・・
とは言っても、
かつての独裁者たちも言ってるように
民衆には
単純な呼びかけしか伝わらないそうなので、
あぁ・・やっぱ難しいことなんだろうな
己に打ち勝つということは・・












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