東京こころ

心のこえ

低線量被ばくに関して

2011-11-18 | Weblog
{ところで、ICRP(国際放射線委員会)の報告を見ていると、
 Publ.99「放射線関連がんリスクの低線量への外挿」に
 バイスタンダー効果とゲノム不安定性について言及されています。
 詳しく調べてみました。簡単に言うと、

 バイスタンダー効果:
  被曝した細胞から、周辺の被曝しなかった細胞へ
 遠隔的に被曝の情報が伝えられる現象。
 その損傷シグナルにより、被曝しなかった細胞にも、
 細胞死、突然変異、染色体異常などの生物学的影響が生じることがある。

 ゲノム不安定性:
  被曝した細胞がそのあと何回も細胞分裂した時点で、
 子孫細胞に生じる遺伝子の不安定性。
 初期の被曝による損傷を乗り越えた細胞のその何代もの後の子孫細胞にも、
 悪性形質転換、染色体異常、遺伝子突然変異などがみられることがある。

 そして、バイスタンダー効果やゲノム不安定性などの論文をいろいろ読むと、

「低線量被曝時に、
 バイスタンダー効果のために被曝していない細胞で発がんが起きるならば、
 低線量域における発がん頻度を過小評価している可能性がある」

「バイスタンダー効果、ゲノム不安定性のいずれの現象でも、
 放射線で直接ヒットされなかった細胞であっても、
 発がんする可能性が高いことを意味する」

 などなど気になることが書いてありますよ…}←おしどりマコさんより抜粋

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