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トランプ占い・吉凶

2016-03-03 | Weblog
「田中宇・国際ニュ―ス解説」より

(何年も前から田中さんの読者として
 彼の分析はわりと信頼できると思う)


{ロックフェラーや傘下の
 CFR(外交問題評議会)が
 歴史の繰り返しを演出しようとしているなら、
 次の大統領は、クリントンでなくトランプだ
(かつてロックフェラーは
 キッシンジャーを政権に送り込むのに4年待った。
 今回もクリントンが勝って4年待つかもしれないが)。


 トランプのリアリズム(現実主義)は「
 強い指導者が率いる国は、
 たとえ民主的でなくとも、
 安定的な成長ができるので(必要悪として)評価すべきだ」
 というものだ。
 トランプがロシアのプーチンを支持賞賛していることが、
 彼のリアリズムを象徴している。
 トランプは
 「米国がプーチンを敵視し続けるほど、
 中露が結束して米国に対抗してくる。
 これを防ぐためにロシアとの和解が不可欠だ」と考えている。
 プーチンを支持するトランプは
 「ウクライナ問題は欧州の問題で、米国が介入すべきことでない」という姿勢だ。
 この姿勢は、米国の軍産がNATOや欧州を引き連れて
 ウクライナの反露政権を支援し、
 ロシアとの対立を続けている現状と真っ向から対立する。
 またトランプは「アサドより悪い独裁者が世界にはたくさんいる
 (アサドはそんなに悪くない)」と言って、
 シリアの停戦や安定化をロシアに任せる姿勢をとっている
 (すでにオバマがこの姿勢を隠然ととっている)。


http://tanakanews.com/150317russia.php
茶番な好戦策で欧露を結束させる米国


http://tanakanews.com/140404NATO.php
NATO延命策としてのウクライナ危機

 

共和党の選挙参謀を長く続けていたカール・ローブは、
 トランプが選出されると大変なことになると党主流派に対して警告している。
 共和党主流派は軍産複合体と金融界の連合体だ。
 トランプが今の破裂寸前まで膨張した金融バブルに対して
 どんな政策をとるか見えていないが、
 彼が軍産の好戦的な軍事策をつぶそうとしていることは
 「リアリスト」の自称が雄弁に物語っている。
(トランプは「本当の米国の失業率は当局発表の5%でなく28-42%だ」と、
 失業率をごまかして景気回復を演出する米連銀のインチキを暴露している。
 それを拡大解釈すると、
 彼が大統領になったら金融延命策をつぶしにかかると
 予測できるが、そんなことを本当にやるのかまだ不明だ)


 2月25日ごろ以降、
 共和党の予備選挙でトランプの勝利が
 決定的になってきたタイミングで
 「何が何でもトランプを引きずりおろす」という感じの動きが
 党内やマスコミで始まり、
 共和党主流派に位置するCFRもトランプを非難する宣伝を開始した。
 だが、これは明らかに遅すぎる動きで、茶番劇の感じがする。
 マスコミの中にも「今ごろトランプ非難を強めても遅すぎる」
 といった分析が目立つ。}

↑以上(田中宇氏解説より抜粋)


巷に流れる報道では
トランプ氏は金持ちだが
常道を逸したトテツモナイ人物像になるが
様々な視点からの分析では
結構まともな人のようだ

他方でクリントンのような
一見マトモナ人権平和主義にみえても
軍産複合体寄り&好戦派だとしたら
けっこうトランプ支持になるかも・・

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