東京こころ

心のこえ

読書のお奨め(暗黒日記)

2014-07-13 | Weblog
清沢冽著「暗黒日記 1942-1945」

太平洋戦争下
外交評論家の清沢冽の身辺生活を記したもので
70年ほど前の政治風景が
現在の日本と似ていて不安であるとともに
今また繰り返されようとしている愚かさに
絶望気味になる
人々、特に政権中枢部の学習のなさは
いったいどこから来るのだろう?

文中で印象的な表現が多々あるが
昭和19年3月10日付けを一つ挙げる↓
「前略
 世界においてかくの如き幼稚遇昧な指導者が
 国家の重大時機に、
 国家を牽きいたる事ありや
 --僕は毎日こうした嘆声を洩らすのを常とする。
 帝大の某教授(辰野隆氏)曰く
 ”東条首相というのは中学生ぐらいの頭脳ですね
 あれぐらいのものは中学生の中にたくさんありますよ”と。
 後略」


当時の中学生レベルは
結構優秀だったようなので
今の某首相は
東条以下という事かも知れないが・・

続く・・


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