高 架 下 の 有 刺 鉄 線 二 月 尽
誰 も 居 ぬ 眩 し き 廊 下 冴 返 る
目と門を合わせて窓というらしい
造形は人のセンスでできている
働いて思い出になる道具かな
時を重ね後悔の種捨ててゆく
それぞれの通路の先にある事情
生物もいずれ動かぬ時がくる
時は春ウィンクする人される人
足元に足場があって難は無し