能のすり足と弓道のすり足と歌舞伎のすり足と柔道、剣道のすり足

2016-07-25 09:43:27 | 日記
能のすり足は「板につく」といわれるように、足の裏全体が舞台の板を滑るようにし、また流派によって、足を違えるときに指先全体をあげて戻す。

弓道の場合、決壊から道場に入るとき、左足からすり足で入る。その脚は、「板につく」状態

歌舞伎の世界では、子のすり足ができる役者は少なく、どうしても歩くたびに指先があがる。できる
役者は市川猿之助氏。彼の女方は見事です

私が習った日本舞踊の坂東流では、「板につく」すり足です。たたみであっても、動く距離が少なく、ゆっくりなため、その動作ができるようです。

柔道のすり足は、「板につく」すり足ができる人はいません。床はたたみ(ビニール製:昔は普通のイグサの畳に補強を入れたもの)でデコボコしているためもありますが、ほとんどの人が蟹股なので、親指だけが畳についている状態のすり足

剣道では、間合いを詰める時にすり足を使いますが、その後ろ足のかかとは、紙1枚分浮いた状態です。

能を見る時、弓道を見ておくのもいいと思います。

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