一服茶屋

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日常ぞぞぞ話

2023-10-27 00:19:00 | ぞぞぞ話
今日もブログに来てくれて
ありがとうございます。
感謝します。

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私は普段、フードデリバリー
UberEATSをしています。
個人的には、行くこともないだろうと思われる場所にも行く機会が増えました。

2022年8月の、とある日。
夜20時をまわった頃の話から始まるのですが、後に調べたら地元の人は
絶対に近付かない場所への配達に
行きました。今日はその場所…。

 天王谷の廃墟群
をご紹介します。

〒652-0002 兵庫県神戸市兵庫区平野町天王谷奥東服241

〒652-0002 兵庫県神戸市兵庫区平野町天王谷奥東服241

〒652-0002 兵庫県神戸市兵庫区平野町天王谷奥東服241

〒652-0002 兵庫県神戸市兵庫区平野町天王谷奥東服241

 
地図はスワイプ拡大して
見てくださいね。


天王谷(てんおうだに)の廃墟群は有馬街道の旧道から坂を登った急傾斜地崩落危険区域に建てられた
バラック住宅で、そのほとんどが廃墟になっています。

廃墟群そのものには、これといった
曰くはないようだが、噂によると
廃墟集落の裏山は「首吊り山」と呼ばれるほど自殺が多いのだという。

また、廃墟集落の中にはポツんと
祠が残されていて、その祠の横にある木でも首吊り自殺があったと言われている。

そのため廃墟集落の中に自殺者の霊が徘徊しているという噂があり地元の人は、足を踏み入れないそうだ。

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はい、という訳で地元の人も足を踏み入れない廃墟集落から注文を受けてしまったんですね。

某牛丼チェーン店から商品を受け取り何も知らない私は、Uberバックを背負い込み8km先の、お客様指定場所へと自転車を漕ぎました。

街中から山道に入ると街灯も まばらになってきました。急な坂道を登った先に、お客様指定場所の📍ピンが
立っています。
「あ〜自転車じゃいけないなぁ」

やむなく自転車を停めて📍を目指して歩き出しました。「えっ…。」
既に違和感は感じていました。

家と家の間を通り抜けて進んでいる中で、なかには家の中が全部見えてる状態だったり、屋根が朽ち果てている家、そして何より人の気配が
ありませんでした。

やっと📍の場所を見つけて
インターホンを探したのですが門柱から、ブラ〜んと垂れ下がってました。

「家を間違えているのかなぁ?」

UberEATSでは、お客様のお支払い方法により商品の渡し方が変わってきます。カード先払いのお客様の中には、玄関先に商品を置いておく
〈置き配指定〉をされる方も居られます。

今回のお客様は、現金払いのお客様
どうしたってお会いして現金と引き換えに商品を手渡さないといけない状況です。

「そうだ、お客様に電話してみよう。」お客様に電話をしてみます。

プルルル、プルルル、プルルル
(ん?この家から携帯の呼び出し音がする!ここで合っていたみたいだ。良し)

だけど…屋根は朽ち果てているし
明らかに、廃墟だよなぁ。

電話が繋がりました。
「もしもし、お待たせしました。UberEATSです。ご注文の品お届けに参りました。」

……。お客様の反応が……。
ハァー…ハァー…ハァー

えっ?っと思いましたが「もしもし」と話しかけると通話はプッツ
っと切れてしまいました。

そうこうしている間に感じたのは
あちこちでガサッとか、何かの足音でしたが商品をお渡しして早くこの
廃墟から立ち去りたいという想いもあり気にしている場合ではなかったのも事実です。

その後、電話ではなくチャットで
お客様とコンタクトをとる事にしました。UVERのシステムの1つで、チャットを送ってから10分経っても
お客様とコンタクトが取れない時には、その注文をキャンセル出来ます。

ご注文ありがとうございます。UVERイーツです。ご注文の品をお届けに参りました。お宅の外でお待ちしております。

チャットを送ってからの10分間は
その場所で待機しないといけません。廃墟集落で待機
エラいところに呼ばれたなぁなんて
思いつつ、周りをキョロキョロしておりました。

キャンセルできる10分まで残り時間1分となった時、お客様から返信が
来ました。

その牛丼…あなたが食べて…いいですよ…。

うわっ?なに?なに?
訳が分からない怖さに襲われた私は
UberEATSの運営にチャットしました。

電話でコンタクトが出来ない事。チャット返信で受け取り拒否反応
の旨を伝えて20分後、ようやくこの案件のキャンセルを認められました。

その間も、私は廃墟集落にずっと
待機してました。気のせいだと思って(思うようにした。)ますが
私の耳近くでうぅぅ~なんて声も
ハッキリと聞こえていたので早く
立ち去りたかったです。

帰り道は、山道の下り坂です。
下りながら、さっきの出来事を整理していました。

*幽霊の類なのか?
*誰も住まなくなった廃墟に住み着くホームレスなのか?
*UVERアカウントをつくれるスマホを持っていた。

*スマホの呼び出し音が、あの朽ち果てた廃墟から響いていた。
*注文しておいて、あなたが食べていいですよ。って何だ?

*もしかして、逃亡犯人が廃墟に潜伏していて注文したのか?

*いや?それとも、心霊現象なのか?

頭の中で色々な想いを巡らせながら
街の灯りを目指して山道を、下りました。旧有馬街道を通っていた訳ですね。私は。

この有馬街道自体が有名な心霊スポットと呼ばれていることも
その時の私は知りませんでした。

今回の廃墟集落関連YouTube