パピとママ映画のblog

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ワイルド・スピード ICE BREAK3D「IMAX」★★★★

2017年04月30日 | アクション映画ーワ行
世界的大ヒット・カー・アクション「ワイルド・スピード」シリーズの第8弾。謎の女サイバーテロリストと手を組んだドミニクの裏切りでファミリーが最大の危機を迎える中、世界各地を舞台に繰り広げられるファミリーとドミニクの攻防の行方と彼らの運命を壮大なスケールで描き出す。キャストにはヴィン・ディーゼル、ドウェイン・ジョンソン、ミシェル・ロドリゲス、ジェイソン・ステイサムらお馴染みのメンバーに加え、シャーリーズ・セロン、スコット・イーストウッドらが新たに参加。監督は「ミニミニ大作戦」「ストレイト・アウタ・コンプトン」のF・ゲイリー・グレイ。

あらすじ:束の間の平穏を味わうドミニク(ドム)、レティら固い絆で結ばれたファミリーたち。ところが誰よりもファミリーを大切にしてきたドムのまさかの裏切りでホブスが投獄され、ファミリーは崩壊の危機に。そしてドムの背後には謎の女サイバーテロリスト、サイファーの存在が。ドムの暴走を止め、連れ戻そうとするレティたちだったが、到底太刀打ちできない。そこで最後の手段として、ファミリーは宿敵デッカード・ショウに協力を要請するが…。

<感想>冒頭でシリーズお約束のキューバのハバナで、ドムがボロ車でのストリート・カーレースに痺れて、それからは、どういうわけかボブスの要請でドミニクが出動、ベルリンで車をかっ飛ばし今回の任務は、武器商人に奪われた大量破壊兵器・電磁パルス砲の奪還作戦である。ですが、彼らのファミリーにはお手の物で、難なく作戦成功。

ところが、どうしたことか、帰り道でドミニクがボブスの車を襲撃して、電磁パルス砲を奪って逃走してしまう。主人公がダークサイドに寝返る、これまでとはかなり違うストーリーが展開する。

それで、ファミリーの中のホブス(ドウェイン・ジョンソン)が投獄され、刑務所の中でデッカード・ショウ役のジェイソン・ステイサムと出会も、取り合え仲良くなり手を組むことになる。これって大丈夫なの、だって彼は弟を痛めつけたドムの家に爆弾を仕掛けて復讐の鬼になってたんですからね。

それと、フアミリーの助っ人として、「ヘイトフル・エイト」のカート・ラッセルが、そしてリトル・ノーバディ「スーサイド・スクワッド」のスコット・イーストウッドも参戦という最強軍団が出来上がる。

どうしてドミニクが裏切り行為には理由があってのことで、敵役として謎のサイバーテロリストのシャーリーズ・セロンが登場するという。実は、ドミニクの元恋人エレナが男の子を産んで一人で育て、その親子をサイバーテロリストのシャーリーズ・セロンが拉致して、ドミニクを誘い自分に力を貸してもらおうとする。初めて知った我が息子にメロメロのヴィン・ディーゼルは、恋人のレティが子供を欲しがっていることも考えて悩む。

まずはNYでのドミニクをファミリーが追うカーチェイス。シャー子さん演じるサイファーは、一般車に搭載されているシステムに侵入して、遠隔操作で立体パーキングの車を動かし、次々にビルから落下させるんですから。追走していた警察の車は、まさに車の雨の直撃で潰されていくわけ。

このサイバーテロリストの悪役は、シャーリーズ・セロンにぴったりのハマリ役で、ドミニクの目の前で母親のエレナを殺害し、助けに入ったジェイソン・ステイサムまで殺してしまう。ですが、このステイサムを助けるのが、まさかのあの人(ヘレン・ミレン)が、ステイサムの母親役で出演にびっくり、それにしても、ジェイソン ステイサムが、ドムの赤ん坊を救出してアヤしながら敵との格闘技を披露します。ステイサムが相変わらずキレキレのアクション満載で見せてくれいるし、もう一人の主役って感じがしたわ。

物語に出て来る“神の目”とは、世界中のコンピューター・システムに侵入して、特定の人物を探し出すというプログラム。開発者のラムジー(ナタリー・エマニエル)は、今やドミニク・ファミリーの一員。だから、シャー子に連れ去らわれた息子も、ドムが首に掛けていた十字架にGPMが取り付けられていたわけ。だから、潜水艦だろうと、飛行機の中だろうと直ぐに探知してしまうのだ。

最近は、ヴィン・ディーゼル、ドウェイン・ジョンソンと、ジェイソン ステイサムの3人が、ツルッパゲの筋肉マンで活躍してもう言うことなしって感じがした。今作からは、悪役は似合わないステイサムが、ファミリーに仲間入りするということですかね。

見せ場は、ラストの極北ロシアの氷上チェイスです。シャー子が乗っている潜水艦を浮上させながら氷を砕き、その上に無人戦闘車まで参戦。氷の上を走っているファミリーの車をなぎ倒すというド派手さ。それでも、車のテクニックは一流揃いですからね、氷の山など難なくクリアして走り去るという腕の良さに惚れ惚れしますから。
意外なストーリーの展開や、新たな豪華キャストの登場といった変化は、見ていて観客が最も喜ぶ材料かもしれませんね。ラストでドミニクが息子の名前を“ブライアン”と名付けたのは、故ポール・ウォーカーが演じていたブライアン・オコナーから取ったものですよね。赤ん坊がヴィン・ディーゼルにそっくりなのが可愛い。

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