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アンジェリーナ・ジョリーの監督第2作。ローラ・ヒレンブランド著のノンフィクションを原作に、1936年のベルリンオリンピックに出場した陸上選手で、第2次世界大戦中に日本軍の捕虜になった米軍パイロット、ルイス・ザンペリーニの体験を描いた。「ユナイテッド ミュンヘンの悲劇」「300 スリーハンドレッド 帝国の進撃」に出演したイギリス出身の新進俳優ジャック・オコンネルがザンペリーニ役で主演し、ギャレット・ヘドランド、ジェイ・コートニー、ドーナル・グリーソンらが共演。日本人ギタリストのMIYAVIが、ザンペリーニを追いこむ日本人将校の渡辺睦裕役で出演している。脚本にジョエル&イーサン・コーエン兄弟、リチャード・ラグラベネーズ、ウィリアム・ニコルソン、撮影にロジャー・ディーキンス、音楽にアレクサンドル・デプラほか、豪華スタッフも結集した。
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<感想>最近は女優業よりも監督として活動を本格的に始動しているアンジェリーナ・ジョリー。夫のブラピを主演として起用したことでも話題の最新監督作「By the Sea」の日本公開も待たれるところですが、その前に観賞した話題作です。こちらは、彼女にとって2011年の「最愛の大地」に次ぐ2作目の監督作品にして、全米でベストセラーとなった感動の実話を基にした伝記映画でもあります。
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観終わって見るとじわじわと心揺さぶる人間ドラマにもなっていた。さすがにアンジェリーナ・ジョリーの監督力に、引き出しの多さに、持久力と的確さ、米兵捕虜の主人公ルイの精神性を積み上げていく演出の細やかさに息を呑む。
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物語の主人公はベルリン・オリンピックの陸上競技5000mでアメリカ代表として活躍したルイ・ザンペリーニ。第二次世界大戦で空軍爆撃手となった彼は、乗っていた爆撃機が海に不時着し太平洋に投げ出され、47日間も海上を漂流したのち、日本軍の捕虜になって収容所へ送られることになる。
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漂流シーンが長い、水と食べ物がなくなり、飛んで来たカモメを生で食べて腹をこわして、それなら魚を獲ろうと、日本人は魚を生で食べるというから、食べたら意外に上手かったのだ。
しかし、上空をアメリカのB29が飛んでるも見つけてもらえず、日本軍に捕らえられてしまう。東京、大森の収容所へ連れていかれ、そこでは不屈のルイと彼を痛めつける鬼軍曹の渡辺(通称バード)の関係性。渡辺に竹刀で殴られ虐められ、何故か大勢のアメリカ兵のビンタを受けてしまう。申し訳なさそうに謝りながら殴る米兵たち、もしそれに応じなかったら自分も竹刀で殴られ足で蹴られ踏みつけられてしまう。
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しかしながら、ルイ・ザンペリーニはそんな過酷な試練に耐えながらも、必ず生きて故郷へ帰ることを心に誓い、どんな過酷な暴力にも屈せず「信念の力」の尊さを見せつけるのだ。真っ黒になって石炭の運び屋をするシーンでは、ろくな食べ物も与えられていない痩せ細った米兵たちに、重い石炭を運ばせる。倒れそうになると、容赦なく竹刀で殴られるのだ。
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その捕虜収容所での渡辺伍長を演じているのが、ミュージシャンのMIYAVIなのだが、私は初めて知りました。イケメンというか、ちょっと女性のようなナヨナヨとして底意地の悪さを見せつける態度には、日本人として嫌なヤツだという感じがしてならなかった。演技はあまり上手くはありませんが、虐めの態度は天下一品でしたね。戦犯で死刑になればよかったのに。
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なるほど、これでは反日映画と撮られてもしょうがないこと。戦争中では日本軍だけではない、ソ連軍もシベリアの収容所で日本人の捕虜を食べ物も与えず、過酷な労働を強いられたのだ。中国もそうだし、特にドイツは人種差別が酷かった。
誰もが知っている1945年8月15日に終戦の日を迎えるのだが、直江津の収容所では日本人たちは知らなかったのか、石炭で真っ黒になった米兵たちを川で身体を洗えと命令する。もしかして、この米兵の捕虜たちを皆殺しにでもするのか、なんて思ってしまった。
日本の収容所で過酷な虐めを受けたルイは、憎まず、復讐ではなく赦しが必要だと気が付くんです。キリスト教の教え「汝の敵を愛せ」と。主人公のルイ・ザンペリーニを演じたジャック・オコンネル、演技が自然で素晴らしかったです。
2016年劇場鑑賞作品・・・52
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<感想>最近は女優業よりも監督として活動を本格的に始動しているアンジェリーナ・ジョリー。夫のブラピを主演として起用したことでも話題の最新監督作「By the Sea」の日本公開も待たれるところですが、その前に観賞した話題作です。こちらは、彼女にとって2011年の「最愛の大地」に次ぐ2作目の監督作品にして、全米でベストセラーとなった感動の実話を基にした伝記映画でもあります。
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観終わって見るとじわじわと心揺さぶる人間ドラマにもなっていた。さすがにアンジェリーナ・ジョリーの監督力に、引き出しの多さに、持久力と的確さ、米兵捕虜の主人公ルイの精神性を積み上げていく演出の細やかさに息を呑む。
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物語の主人公はベルリン・オリンピックの陸上競技5000mでアメリカ代表として活躍したルイ・ザンペリーニ。第二次世界大戦で空軍爆撃手となった彼は、乗っていた爆撃機が海に不時着し太平洋に投げ出され、47日間も海上を漂流したのち、日本軍の捕虜になって収容所へ送られることになる。
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漂流シーンが長い、水と食べ物がなくなり、飛んで来たカモメを生で食べて腹をこわして、それなら魚を獲ろうと、日本人は魚を生で食べるというから、食べたら意外に上手かったのだ。
しかし、上空をアメリカのB29が飛んでるも見つけてもらえず、日本軍に捕らえられてしまう。東京、大森の収容所へ連れていかれ、そこでは不屈のルイと彼を痛めつける鬼軍曹の渡辺(通称バード)の関係性。渡辺に竹刀で殴られ虐められ、何故か大勢のアメリカ兵のビンタを受けてしまう。申し訳なさそうに謝りながら殴る米兵たち、もしそれに応じなかったら自分も竹刀で殴られ足で蹴られ踏みつけられてしまう。
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しかしながら、ルイ・ザンペリーニはそんな過酷な試練に耐えながらも、必ず生きて故郷へ帰ることを心に誓い、どんな過酷な暴力にも屈せず「信念の力」の尊さを見せつけるのだ。真っ黒になって石炭の運び屋をするシーンでは、ろくな食べ物も与えられていない痩せ細った米兵たちに、重い石炭を運ばせる。倒れそうになると、容赦なく竹刀で殴られるのだ。
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その捕虜収容所での渡辺伍長を演じているのが、ミュージシャンのMIYAVIなのだが、私は初めて知りました。イケメンというか、ちょっと女性のようなナヨナヨとして底意地の悪さを見せつける態度には、日本人として嫌なヤツだという感じがしてならなかった。演技はあまり上手くはありませんが、虐めの態度は天下一品でしたね。戦犯で死刑になればよかったのに。
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なるほど、これでは反日映画と撮られてもしょうがないこと。戦争中では日本軍だけではない、ソ連軍もシベリアの収容所で日本人の捕虜を食べ物も与えず、過酷な労働を強いられたのだ。中国もそうだし、特にドイツは人種差別が酷かった。
誰もが知っている1945年8月15日に終戦の日を迎えるのだが、直江津の収容所では日本人たちは知らなかったのか、石炭で真っ黒になった米兵たちを川で身体を洗えと命令する。もしかして、この米兵の捕虜たちを皆殺しにでもするのか、なんて思ってしまった。
日本の収容所で過酷な虐めを受けたルイは、憎まず、復讐ではなく赦しが必要だと気が付くんです。キリスト教の教え「汝の敵を愛せ」と。主人公のルイ・ザンペリーニを演じたジャック・オコンネル、演技が自然で素晴らしかったです。
2016年劇場鑑賞作品・・・52
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