アーケード・ゲームの世界を舞台にしたディズニーの大ヒット・アニメ「シュガー・ラッシュ」の続編。天才レーサーのヴァネロペと心優しい悪役ラルフの親友コンビが、アーケード・ゲームの世界を飛び出し、インターネットの世界で繰り広げる大冒険を描く。声の出演はジョン・C・ライリー、サラ・シルヴァーマン、ガル・ガドット。監督は「シュガー・ラッシュ」「ズートピア」のリッチ・ムーアと、その2作では原案・脚本を担当していたフィル・ジョンストン。
あらすじ:アーケード・ゲームの世界に暮らす大親友のゲーム・キャラクター、ヴァネロペとラルフ。レースゲーム“シュガー・ラッシュ”の天才レーサーにして好奇心旺盛なヴァネロペに対し、心優しいラルフはいつも変わらぬ日常に幸せを感じていた。ところがある日、“シュガー・ラッシュ”のハンドルが壊れてしまい廃棄処分の危機に。そこでヴァネロペは、何でもあるというインターネットの世界で新しいハンドルを手に入れようと、ラルフと一緒にインターネットの世界へと飛び込んでいく。すると目の前に広がる見たこともないカラフルで巨大な世界にヴァネロペが大興奮する一方、ラルフはすっかり圧倒され戸惑うばかり。そんな中、オークションサイトで無事にハンドルを見つけたヴァネロペとラルフだったが…。
<感想>「ズートピア」を手掛けた監督が贈る6年ぶりのシリーズ最新作。大親友のラルフとヴァネロペが、アナログ・ゲームを飛び出して、刺激的なネット世界に入り込む。2人はちからを合わせて、世界を救うことができるのか。
アーケー・ドゲームの天才レーサー、ヴァネロペがインターネットの未知で不安な世界に魅力を感じ始め、保守的なゲーム世界の悪役キャラクター、ラルフを慌てさせる物語の構成はよく出来ていると思う。
新たな大冒険の舞台となるのは、インターネットの「中の世界」で、ひとつの巨大な「街」のようなコンセプトで描かれていた。ポップアップ広告や検索エンジンなどを擬人化したユーモラスな、新キャラがわんさか歩いているかと思えば、YouTubeやGoogleなどお馴染みのネットサービスが、アトラクション的に3D建築化されているデザインも楽しいですね。
実際のコンピューターの中身は「0と1」の数字が延々と並んでいる退屈な世界のはずだけど、それをここまでポップな遊び場にしてしまうのが2019年のディズニー・マジックなんですね。
ネットワークネットワークを視覚化するアイデア。ディズニー・キャラクターの夢のコラボと、遊び心たっぷりの小ネタも満載。日本語吹き替え版にて鑑賞。カラフルでネオンチックな街並みは、NYと東京を意識して作られていた。
アイアンマンや「スター・ウォーズ」のストーム・トルーパー、ダンボの他、マーベルキャラクターのグルートも。ディズニーさん、ここまでやっちゃうの。今年急死したアメコミ界のレジェンドの姿も見られますよ。
壊れたハンドルはネット通販?・・・「シュガー・ラッシュ」のピンクのハンドルが故障したことにより、ゲーム内に大量の難民キャラが発生してしまう。ゲーム機が廃棄処分になる前に、ネット・オークション“ebay”に出品されていたハンドルを、誰よりも速く落札しようと、ヴァネロペとラルフは奮闘するわけ。ここでも知識のないラルフがオークションサイトで失敗し、ウィルスに感染するというパターン。
彼らはオンラインゲームでの盗難に失敗し、でもゲームのレーサーから動画サイトの運営者を紹介されて、ラルフは身体を張った面白動画を次々とアップして、お金を調達するわけ。
インターネット世界の舞台がマンハッタンから東京までも、模倣して華麗で、ディズニーキャラクターも続々と登場するのも夢があって良かった。
そして、あのプリンセスたちが大集合。ヴァネロペがディズニー・プリンセスの楽屋に迷い込み。彼女たちの私服をカジュアルにアレンジしてあげて意気投合する。「アナと雪の女王」の姉妹や、ラプンツェル、アリエル、ジャスミンらプリンセス14人が勢揃いします。
彼女たちがどんな活躍を見せるのかにも期待してね。吹き替え版で観たので、お姫様たちの声優さんたちも全部本物で登場してましたよ。
凄腕レーサーのヴァネロペは、「シュガーレース」のマンネリ化したレースにちょっと飽き気味でした。ネットの裏で見つけた、オンラインゲームの何でもありな超過激な「スローターレース」の、新たな夢を見つけたスリルに大興奮するヴァネロペ。
一方、新しいことが受け入れられず、ハンドルを手に入れ平穏な生活に戻りたいラルフ。ネット世界に入ったことで、距離が出来てしまった2人が辿り着いた答えとは。2人のこころの距離はどんどんと開いてゆき、彼らは無事にアーケード・ゲームに戻れるのか?続きは劇場でご覧くださいね。
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