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「ヱヴァンゲリヲン」シリーズの庵野秀明が脚本と総監督、「のぼうの城」「進撃の巨人」の樋口真嗣が監督と特技監督を務め、世界的怪獣キャラクター“ゴジラ”を日本版としては12年ぶりに復活させた特撮アクション大作。謎の巨大不明生物“ゴジラ”の出現という未曾有の国難に直面した現代の日本を舞台に、全てが想定外の中でギリギリの決断を迫られる政府関係機関の緊急対応の行方と、ゴジラに立ち向かう人類の運命を、綿密なリサーチに基づくリアルなストーリー展開と迫力の戦闘アクションで描き出す。出演は「進撃の巨人」に続いての樋口監督作出演となる長谷川博己、石原さとみと「太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-」の竹野内豊。そのほか大杉漣、柄本明、高良健吾、余貴美子、國村隼、市川実日子はじめ実力派キャストが多数出演。
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あらすじ:東京湾・羽田沖。突如、東京湾アクアトンネルが崩落する重大事故が発生する。すぐさま総理以下、各閣僚が出席する緊急会議が開かれ、地震や火山などの原因が議論される中、内閣官房副長官・矢口蘭堂(長谷川)は未知の巨大生物の可能性を指摘し、内閣総理大臣補佐官の赤坂秀樹(竹野内)をはじめ周囲は一笑に付すが、直後に巨大不明生物の姿があらわになる。
しかしその直後、実際に巨大不明生物が海上に姿を現わし、政府関係者を愕然とさせる。のちに“ゴジラ”と名付けられるその巨大不明生物は鎌倉に上陸し、逃げまどう人々などお構いなしに街を蹂躙していく。やがて政府は緊急対策本部を設置するが、対応は後手後手に。一方、米国国務省が女性エージェントのカヨコ・アン・パタースン(石原さとみ)を派遣するなど、世界各国も事態の推移と日本政府の対応に強い関心を示していく。そんな中、様々な思惑が交錯する関係機関をまとめ上げ、ゴジラによるこれ以上の破壊を食い止めようと奔走する矢口だったが…。
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<感想>12年ぶりに日本のゴジラが帰って来た。ギャレス・エドワーズ監督が手がけたハリウッド版「GODZILLA」が全世界で大ヒットを飾ったのは、2014年。
ハリウッド版「GODZILLA」
確かにゴジラ映画へのオマージュに満ち、3・11を直視した原発や放射能を題材に取り上げた野心作でした。けれども米ソの原水爆投下はゴジラを滅亡させるためだったとか。最初からムートーという怪物と対決するライバルとして位置づけたという、どこか違和感が残った。そうした不満が今回の「シン・ゴジラ」で一気に吹き飛ぶことを願う。
圧倒的な人気を誇るアニメ「エヴァンゲリオン」シリーズの生みの親である庵野秀明の脚本・総監督のもと、驚いたのが特技監督を「進撃の巨人ATTACK ON TITAN」、後編の「進撃の巨人 エンド・オブ・ザ・ワールド」を全部一人で監督した樋口真嗣が担当しています。
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総勢1000人以上のスタッフ、キャスト陣には総勢328人が名を連ねており、狂言師・野村萬斎がゴジラの“モーションキャプチャ”を務めていたというのだ。“329人目のキャスト”である萬斎の一挙手一投足が、フルCGのゴジラに生命を与えており、萬斎は「日本の映画界が誇る『ゴジラ』という生物のDNAに、私が継承する650年の歴史を持つ狂言のDNAが入り、非常に嬉しく思います」とビデオメッセージを寄せた。(資料より)
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それに、主要キャストが内閣官房副長官・矢口蘭堂役に長谷川博己。内閣総理大臣補佐官・赤坂秀樹役に竹野内豊。米国大統領特使・カヨコ・アン・パタースン役に石原さとみって、「進撃の巨人」に出演していたからなのか。
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その他のキャストに、内閣総理大臣には大杉連、内閣官房長官に柄本明、防衛大臣に余貴美子、内閣官房副長官秘書官に高良健吾、環境省官僚に市川実日子等々、他に320人という大掛かりなキャスト陣たち。
今回のゴジラは初代の54年版と同じで、歴代の中でもとりわけ誕生30周年記念の84年版を踏まえたうえで、日本社会とゴジラを真っ向から対峙させるという、日本で久しく姿を見ることがなかった“本家”復活への証でもあります。
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これまでにない迫真性をもった恐怖として目の前に現れるゴジラ。それを現代日本の問題として描くために、徹底的に無駄を省いたシナリオにしたという庵野秀明監督。ゴジラの背びれから紫いろの放射能ビームには、つい「エヴァンゲリオン」を思い出してしまった。それにエヴァの音楽が使われているのも気になった。早く庵野秀明監督「エヴァンゲリオンQ」の続編作ってくださいよ。お願いしますから!
ゴジラが登場して、首都東京を家屋から高層ビルまで破壊する場面と、それに対応しゴジラを倒そうとする政府を中心とした人間の行動が、絶妙のバランスを保って描かれている。家族や恋愛といった人間ドラマはほぼ切り捨てられ、ゴジラとの社会的な関係に物語は綴られる。
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当然のごとく自衛隊が出動することになるが、市街地での発砲許可をめぐる首相や閣僚とのやりとりは、会議で議論して法律とすりあわせる作業の煩雑さなど、あまり見ていて面白いものでもなく長いし、子供たちは見ていて眠くなるに違いない。
それよりもゴジラをどうするのか、とかゴジラへの外部、アメリカからの武力攻撃をもっと多く見せて欲しかったような気がする。東京へ、3度めのアメリカからの原爆投下になるのかどうかが、刻々と迫ってくるのもいい。
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全長118・5mという歴代随一の大きさで凶暴な面構え、歯並びも悪く、目も前足の小さいのだ。しかも赤い色が黒い皮膚の間から見えて不気味である。
その表現、造形技術や描き方はCGの進化によるところが大きいが、毎回ゴジラの造形が変わっても、連続する一つのゴジラだと、私たちが捉えるのはそれが日本に他ならないからだろう。
日本がとったゴジラを退治する方法が、第二次世界大戦の神風特攻列車作戦というもので、無人の新幹線と在来線がゴジラめがけてぶつかっていくという作戦には、ご愛敬もあるが口あんぐり状態でした。だが、長谷川たちがとったのは、消耗して眠ったゴジラに血液凝固剤を注入したらというものだった。
そんなものでゴジラを退治できるのかと、疑問???しかしタンクローリー車で凝固剤をゴジラの口から注入させるという前代未聞の作戦。ゴジラはどうなったのかって、おあとはスクリーンでご覧ください。
2016年劇場鑑賞作品・・・151
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あらすじ:東京湾・羽田沖。突如、東京湾アクアトンネルが崩落する重大事故が発生する。すぐさま総理以下、各閣僚が出席する緊急会議が開かれ、地震や火山などの原因が議論される中、内閣官房副長官・矢口蘭堂(長谷川)は未知の巨大生物の可能性を指摘し、内閣総理大臣補佐官の赤坂秀樹(竹野内)をはじめ周囲は一笑に付すが、直後に巨大不明生物の姿があらわになる。
しかしその直後、実際に巨大不明生物が海上に姿を現わし、政府関係者を愕然とさせる。のちに“ゴジラ”と名付けられるその巨大不明生物は鎌倉に上陸し、逃げまどう人々などお構いなしに街を蹂躙していく。やがて政府は緊急対策本部を設置するが、対応は後手後手に。一方、米国国務省が女性エージェントのカヨコ・アン・パタースン(石原さとみ)を派遣するなど、世界各国も事態の推移と日本政府の対応に強い関心を示していく。そんな中、様々な思惑が交錯する関係機関をまとめ上げ、ゴジラによるこれ以上の破壊を食い止めようと奔走する矢口だったが…。
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<感想>12年ぶりに日本のゴジラが帰って来た。ギャレス・エドワーズ監督が手がけたハリウッド版「GODZILLA」が全世界で大ヒットを飾ったのは、2014年。
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確かにゴジラ映画へのオマージュに満ち、3・11を直視した原発や放射能を題材に取り上げた野心作でした。けれども米ソの原水爆投下はゴジラを滅亡させるためだったとか。最初からムートーという怪物と対決するライバルとして位置づけたという、どこか違和感が残った。そうした不満が今回の「シン・ゴジラ」で一気に吹き飛ぶことを願う。
圧倒的な人気を誇るアニメ「エヴァンゲリオン」シリーズの生みの親である庵野秀明の脚本・総監督のもと、驚いたのが特技監督を「進撃の巨人ATTACK ON TITAN」、後編の「進撃の巨人 エンド・オブ・ザ・ワールド」を全部一人で監督した樋口真嗣が担当しています。
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総勢1000人以上のスタッフ、キャスト陣には総勢328人が名を連ねており、狂言師・野村萬斎がゴジラの“モーションキャプチャ”を務めていたというのだ。“329人目のキャスト”である萬斎の一挙手一投足が、フルCGのゴジラに生命を与えており、萬斎は「日本の映画界が誇る『ゴジラ』という生物のDNAに、私が継承する650年の歴史を持つ狂言のDNAが入り、非常に嬉しく思います」とビデオメッセージを寄せた。(資料より)
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それに、主要キャストが内閣官房副長官・矢口蘭堂役に長谷川博己。内閣総理大臣補佐官・赤坂秀樹役に竹野内豊。米国大統領特使・カヨコ・アン・パタースン役に石原さとみって、「進撃の巨人」に出演していたからなのか。
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その他のキャストに、内閣総理大臣には大杉連、内閣官房長官に柄本明、防衛大臣に余貴美子、内閣官房副長官秘書官に高良健吾、環境省官僚に市川実日子等々、他に320人という大掛かりなキャスト陣たち。
今回のゴジラは初代の54年版と同じで、歴代の中でもとりわけ誕生30周年記念の84年版を踏まえたうえで、日本社会とゴジラを真っ向から対峙させるという、日本で久しく姿を見ることがなかった“本家”復活への証でもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/15/9ab1135c449da2a0eb96533a9d2cd528.jpg)
これまでにない迫真性をもった恐怖として目の前に現れるゴジラ。それを現代日本の問題として描くために、徹底的に無駄を省いたシナリオにしたという庵野秀明監督。ゴジラの背びれから紫いろの放射能ビームには、つい「エヴァンゲリオン」を思い出してしまった。それにエヴァの音楽が使われているのも気になった。早く庵野秀明監督「エヴァンゲリオンQ」の続編作ってくださいよ。お願いしますから!
ゴジラが登場して、首都東京を家屋から高層ビルまで破壊する場面と、それに対応しゴジラを倒そうとする政府を中心とした人間の行動が、絶妙のバランスを保って描かれている。家族や恋愛といった人間ドラマはほぼ切り捨てられ、ゴジラとの社会的な関係に物語は綴られる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/84/93d1dc2e276a7a6532d9568d33e93956.jpg)
当然のごとく自衛隊が出動することになるが、市街地での発砲許可をめぐる首相や閣僚とのやりとりは、会議で議論して法律とすりあわせる作業の煩雑さなど、あまり見ていて面白いものでもなく長いし、子供たちは見ていて眠くなるに違いない。
それよりもゴジラをどうするのか、とかゴジラへの外部、アメリカからの武力攻撃をもっと多く見せて欲しかったような気がする。東京へ、3度めのアメリカからの原爆投下になるのかどうかが、刻々と迫ってくるのもいい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/fc/2dadb750874652db8003118a34306c81.jpg)
全長118・5mという歴代随一の大きさで凶暴な面構え、歯並びも悪く、目も前足の小さいのだ。しかも赤い色が黒い皮膚の間から見えて不気味である。
その表現、造形技術や描き方はCGの進化によるところが大きいが、毎回ゴジラの造形が変わっても、連続する一つのゴジラだと、私たちが捉えるのはそれが日本に他ならないからだろう。
日本がとったゴジラを退治する方法が、第二次世界大戦の神風特攻列車作戦というもので、無人の新幹線と在来線がゴジラめがけてぶつかっていくという作戦には、ご愛敬もあるが口あんぐり状態でした。だが、長谷川たちがとったのは、消耗して眠ったゴジラに血液凝固剤を注入したらというものだった。
そんなものでゴジラを退治できるのかと、疑問???しかしタンクローリー車で凝固剤をゴジラの口から注入させるという前代未聞の作戦。ゴジラはどうなったのかって、おあとはスクリーンでご覧ください。
2016年劇場鑑賞作品・・・151
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