松井優征の大ヒット・コミックスを実写映画化したエンタテインメント・ムービー「映画 暗殺教室」の続編にして完結編。地球の破壊を宣言する謎のタコ型超生物“殺せんせー”と、人類の命運を託された落ちこぼれクラスの生徒たちが“暗殺”を巡って繰り広げる卒業までの半年間を描く。主演は引き続きHey! Say! JUMPの山田涼介、共演に嵐の二宮和也。監督は引き続き「海猿」シリーズの羽住英一郎。
あらすじ:なぜか担任となった“殺せんせー”の暗殺を政府から託された椚ヶ丘中学校の落ちこぼれクラス3年E組の生徒たち。2学期を迎え、残された時間はあと半年。そんな中、新たな暗殺者が姿を現わす。なんとそれは、殺せんせーの名付け親でもある茅野カエデだった。彼女は自らの正体を元E組担任・雪村あぐりの妹と明かし、隠していた黒い触手で殺せんせーに戦いを挑む。やがて殺せんせーの衝撃の過去を知り、激しい動揺から最大の試練に立たされるE組の面々だったが…。
<感想>今回はE組“再会”のスタートから始まる。現在23歳の山田涼介君、前回に引き続き15歳の中学生役を演じるという。まだまだ捨てたもんじゃないという感じの山田涼介君。それに、カルマ役の菅田将喗、カエデ役の山本舞香、他のE組の生徒たちも結構年いってるのに中学生役ですからね。違和感がないと言えば不思議ですけど、前回の「映画 暗殺教室」をもう一度見直してから観賞するといいですね。そして、“殺せんせー”こと最強の暗殺者といわれる死神役も演じている二宮くんの全貌が見られます。
元E組の雪村先生こと桐谷美鈴と、研究室の成宮寛貴との3人のシーンが中心なので、その関係性というか空気感が描かれている。そこは、この作品のサイドストリーとして独立している部分でもあると思う。
殺せんせーこと、死神は、自分を人間として興奮させてくれるようなものを削ぎ落として、暗殺というものにシビアに向き合いすぎたがゆえに、何かが欠けてしまった人間で、それを有機的にしてくれる存在が、雪村あぐりなんですね。
だから“殺せんせー”になった動機も彼女にあるし、そんな自分に人間らしさを取りもどさせてくれた人との関係というのが、雪村あぐりによって作られたようなものなんです。今回は、本当はあぐりは成宮の婚約者というのに、研究室で二宮と桐谷のラブシーンのような感じの場面もあります。
ですから地球破壊を宣言した死神が、中学教師のタコ型超生物“殺せんせー”になる回想シーンをどう象徴的に見せるかという大事な場面でもありますね。今回は死神が5人の暗殺者たちを敵に回して戦うという、かなり本格的なアクションシーンもあります。
しかも、そのアクションシーンも雷鳴轟く霧雨の中で戦っているという設定で、難しく激しいアクションシーンに挑戦する大雨を降らしてのシーンですから。観ていて想像してしまって、役者も大変だなぁってね。
それに、いくらどうしようもない生徒たちでも、教育の現場で先生を殺すのが授業の一環だという。マンガだからそういう面白い設定なんだけど、終わり方が、生徒たちと殺せんせーの絆が生まれてしまい、暗殺の標的である先生を殺すのか、救うのかが、生徒たちが迷い賛成派と反対派に別れるところも印象的です。
E組の生徒たちの変わりようもたいしたもんで、反面教師の“殺せんせー”は間違っていなかったということですね。生徒たちが殺せんせーを殺さないと、政府軍がミサイルを先生目がけて発射するという、それに、成宮君がもの凄いバケモノになって、死神の殺せんせーに立ち向ってくるシーンもあり、ちょっと考えられないような無謀な感じも否めない。
ラストで、渚の山田君が殺せんせーをどうしても暗殺したくないと皆に相談するも、わざわざ生徒たちを挑発し、やる気を起こさせる手法の殺せんせー。設定もキャラクターも限りなく突拍子もないのに、殺せんせーの言動や説得力が決めてで、結局は皆で囲んで渚が先生を殺すという結果になる。
ラストが、新学期になり、この学校の新任の先生に渚がやってくるという設定にも、都合のいい終わり方ですよね。
2016年劇場鑑賞作品・・・69映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
あらすじ:なぜか担任となった“殺せんせー”の暗殺を政府から託された椚ヶ丘中学校の落ちこぼれクラス3年E組の生徒たち。2学期を迎え、残された時間はあと半年。そんな中、新たな暗殺者が姿を現わす。なんとそれは、殺せんせーの名付け親でもある茅野カエデだった。彼女は自らの正体を元E組担任・雪村あぐりの妹と明かし、隠していた黒い触手で殺せんせーに戦いを挑む。やがて殺せんせーの衝撃の過去を知り、激しい動揺から最大の試練に立たされるE組の面々だったが…。
<感想>今回はE組“再会”のスタートから始まる。現在23歳の山田涼介君、前回に引き続き15歳の中学生役を演じるという。まだまだ捨てたもんじゃないという感じの山田涼介君。それに、カルマ役の菅田将喗、カエデ役の山本舞香、他のE組の生徒たちも結構年いってるのに中学生役ですからね。違和感がないと言えば不思議ですけど、前回の「映画 暗殺教室」をもう一度見直してから観賞するといいですね。そして、“殺せんせー”こと最強の暗殺者といわれる死神役も演じている二宮くんの全貌が見られます。
元E組の雪村先生こと桐谷美鈴と、研究室の成宮寛貴との3人のシーンが中心なので、その関係性というか空気感が描かれている。そこは、この作品のサイドストリーとして独立している部分でもあると思う。
殺せんせーこと、死神は、自分を人間として興奮させてくれるようなものを削ぎ落として、暗殺というものにシビアに向き合いすぎたがゆえに、何かが欠けてしまった人間で、それを有機的にしてくれる存在が、雪村あぐりなんですね。
だから“殺せんせー”になった動機も彼女にあるし、そんな自分に人間らしさを取りもどさせてくれた人との関係というのが、雪村あぐりによって作られたようなものなんです。今回は、本当はあぐりは成宮の婚約者というのに、研究室で二宮と桐谷のラブシーンのような感じの場面もあります。
ですから地球破壊を宣言した死神が、中学教師のタコ型超生物“殺せんせー”になる回想シーンをどう象徴的に見せるかという大事な場面でもありますね。今回は死神が5人の暗殺者たちを敵に回して戦うという、かなり本格的なアクションシーンもあります。
しかも、そのアクションシーンも雷鳴轟く霧雨の中で戦っているという設定で、難しく激しいアクションシーンに挑戦する大雨を降らしてのシーンですから。観ていて想像してしまって、役者も大変だなぁってね。
それに、いくらどうしようもない生徒たちでも、教育の現場で先生を殺すのが授業の一環だという。マンガだからそういう面白い設定なんだけど、終わり方が、生徒たちと殺せんせーの絆が生まれてしまい、暗殺の標的である先生を殺すのか、救うのかが、生徒たちが迷い賛成派と反対派に別れるところも印象的です。
E組の生徒たちの変わりようもたいしたもんで、反面教師の“殺せんせー”は間違っていなかったということですね。生徒たちが殺せんせーを殺さないと、政府軍がミサイルを先生目がけて発射するという、それに、成宮君がもの凄いバケモノになって、死神の殺せんせーに立ち向ってくるシーンもあり、ちょっと考えられないような無謀な感じも否めない。
ラストで、渚の山田君が殺せんせーをどうしても暗殺したくないと皆に相談するも、わざわざ生徒たちを挑発し、やる気を起こさせる手法の殺せんせー。設定もキャラクターも限りなく突拍子もないのに、殺せんせーの言動や説得力が決めてで、結局は皆で囲んで渚が先生を殺すという結果になる。
ラストが、新学期になり、この学校の新任の先生に渚がやってくるという設定にも、都合のいい終わり方ですよね。
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