金沢での1年間（2）

前回と同様、こんな写真を見つけました。
金沢市の犀川にかかる犀川大橋です。
向こう側は、片町・香林坊に通じ、手前の方は野町、弥生町？に通じる方です。
私は入社から10月頃迄、手前の方、野町にあるマンション（寮扱い）に独り暮らししてたので、手前から向こう側に出勤していました。（歩いて）
独り暮らし・・・って言っても8月頃同居していた先輩が退職した為、１人になったのですが・・・(T_T)

この犀川の土手が凄く綺麗で・・・
というのも芝生がほんとに綺麗で、当時としては絶好のデートスポットだったのです。

当時は付き合っていた彼女も神戸に置いてきたままでしたし、よくこの土手に1人ウォークマン（当時）を聞きながら行ってました。当時聞いた曲が浜田省吾の「遠くへ」「J－BOY」だったなぁ(^_^)
当時付き合ってた娘にこのテープ確か貰ったんだよね。（*^_^*）
ビートルズ以外で当時聞いてたのは、浜田省吾ぐらいだったと思う・・・

寂しくて、寂しくて・・・って感じだった。何といっても初めての土地で1人暮らしですから・・・友達もいないしね・・・
神戸に帰りたくて、帰りたくて・・・
※大学時代は神戸で1人暮らししてたもんで・・・
　何故か和歌山には帰りたいと思わんかった(T_T)

毎日の日課は、仕事行って、帰りに神戸の彼女に電話して、コンビニで弁当買って食べて、犀川の土手に行って寝る・・・って生活3ヶ月くらい繰り返してたな(T_T)

だから今でも浜田省吾の「遠くへ」って曲、歌詞憶えてるよ＼(^o^)／

あともう一つは確か犀川の土手に室生犀星の歌碑があったと思う。学校で習った「ふるさとは遠きにありて思ふもの」だよ！

当時この詩思い出して、涙ぐんだ事もあったよ(T_T)

ふるさとは遠きにありて思ふもの

ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや　
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて

遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや

室生犀星の詩も、浜田省吾の詩も時代を越えてもいいものはいいんだよね。
・・・ああ涙出てくる・・・グスン(T_T)

金沢での1年間

昨日たまたまインターネットで写真見つけました。
ここが、私が大学を卒業して新入社員の時配属された石川県金沢市香林坊にある金沢109というファッションビルです。
兼六園から真っ直ぐ降りてきたら先ず突き当たるのがこのビルです。
隣には、東急ホテル、前にはアトリオという百貨店があります。

教室で、私の口から聞いた方が何人かおられるかもしれませんが、もともと私はこの業界の人間ではなくアパレル業界出身なのです。(＠_＠;)
ここの何階だったかな？（3階？4階？）Taka－Qという紳士服の店にいたのです。ビックリ？

「金沢っていいところでしょう？」って皆さんよく言われますが、観光で行くのはいいと思いますが、和歌山の人間が住むには少し寒すぎます。・・・って私が寒がりだから・・・？

気候はご存知のとおり北陸ですので、冬は雪国です。

雪国の雪の降り方には、驚きます。
こちらで言う「雪が積もる」というのとは感覚が全く違います。

先ず雪が降る前には、雷が鳴ります。
その後、大きな霰が降ります。そして綿雪が降るのですが、翌日外の明るさで眼を醒まします。
なんと、雪は人間の背丈ほど積っているのです。
初めて見た時は驚きで・・・絶句って感じでした。

テレビ等で見た事があると思いますが、道の真ん中（中央の線）から湯が吹き出て雪を溶かしております。
当然、靴で歩くととビショビショで高い革靴もすぐに駄目になります。
よって・・・長靴は必需品です。スーツに長靴・・・という格好で出勤です。

夏は湿気が多くむちゃくちゃ暑いです。
私がむちゃくちゃ暑いと感じたのは金沢と京都です。
湿気が多いので、一度洗濯機に洗剤と洗濯物をいれて2日程放置してしまい、水が腐った事があります。
大変な悪臭で、クンクン嗅ぎながら匂いの元を辿ると洗濯機に辿り着いたのです。

大学時代は、神戸で独り暮らしだったので洗濯物を洗濯機に入れたまま・・・ってのは日常茶飯事だったのですが、・・・
金沢では通用しませんでした。
その処理は大変なもので、ごみ袋の出動でした。

北陸の夏は暑いが短く、9月半ばには肌寒くホームゴタツを出したのを憶えています。

金沢の1年間は、たくさんの人に出会い、良く遊び、色んな事を考えほんと充実した1年でした。
今では、新社会人1年目をここで過ごせた事、ほんと良かったな！って思います。
もう17、8年も前の事ですが、この写真でいろんな思い出が甦りました。
またこのページでも当時の面白い出来事などUPしていきます。

インターネットは、最近いろんなネット犯罪やウィルスでイメージ的によくないですが、使い方を間違わなければ、いい思い出を引き出してくれる、またいい情報を与えてくれる・・・
そういうものなのです。