▽血統徒然△

ポストカード印刷

不憫な阪神競馬場

2005年09月26日 | Weblog
G1並みの大盛況!by競馬ブック

ディープインパクトが三冠制覇へ向けて始動した25日の神戸新聞杯当日、阪神競馬場は多くのファンが詰めかけ、入場人員はG1並みの46775名を記録した。開門時滞留人数は今年の桜花賞時の1800名を上回る2456名で、徹夜組も桜花賞時の89名を僅かながら上回る91名。一番乗りは11日前の9月14日だった。

阪神地区に住んでいる人間からすれば、神戸新聞杯に行きたくなるファンの気持ちが、よくわかります。出不精の私ですら行こうかなと考えたぐらいですから。阪神競馬場で開催される秋のG1は阪神JFだけです。ディープインパクトなんぞここで見逃したら、見納めになりかねません。

大阪と神戸という巨大な都市圏を代表する競馬場なのに、伝統と格式を感じるレースは桜花賞だけなんです。宝塚記念はプレミアム感が少ない、なんちゃってグランプリですし。

JRAのメイン競馬場は東京と京都、中山と阪神はセカンド扱いになっていますが、中山はスプリンターズS・朝日杯FS・有馬記念と秋にG1レースがあって、スプリント王・2歳牡馬(要するに2歳馬)王・グランプリと華やかです。阪神はこのレースを勝つと出世しにくいとまで揶揄される舌をかみそうな、2歳牝馬限定の阪神ジュベナイルフィリーズだけという寂しさです。(桜花賞と距離がかぶっているし・・・)

人口の分布からいうと阪神間の方が明らかにマーケットが大きいのに、阪神競馬場にはプレミアム感のある秋のG1レースがないのは寂しいです。阪神間在住の人間が京都競馬場に行くのは心理的距離が長いのです。(特に神戸・芦屋・西宮・尼崎に住んでいると、京阪電車というのは、どこを走っているのかもイメージしにくい人が多いです。)

まぁ有馬記念は国民的行事ですから、その割を食っているだけかもしれませんが、私と同じようなことを感じている阪神間の人間は多いはずです。

とりあえずバランスをとるなら、朝日杯と阪神JFを入れ替えることぐらいかなぁ、でもそれはバランスの矯正にしかすぎないわけだし、安易にバランス感覚でレースを弄るのは、1400mのG1新設を目論むJRAの役人と発想は同じですね・・・うーん、解決策は無いようです。諦めましょう(笑)

おまけ

府中競馬正門前→船橋法典

淀→仁川

競馬場間の移動時間は府中→中山のほうが10分程度長いのか、ちょっと意外・・・